【あんスタ】自由人 (ページ36)

今日:21 hit、昨日:6 hit、合計:79,935 hit

さんじゅうよんページ36

・

｢それでA、どうして此処に来たの？｣

あ、そうそう忘れてた

『えっとね、1週間ぐらいお兄ちゃんが東京に来るんだけどそれが今日からでさ
駅まで迎えに行かないといけなくて
今日だけプロデュースお休みしていい？
確か今日はRa*bitsとValkyrieってグループなんだけど…私どっちのグループの方とも話したことなくてさ』

｢それで僕に話に来たんだね｣

さすが英智理解が早い

｢わかった。Ra*bitsの皆には僕から言っておくね。だけどValkyrieのリーダーは
ほら、そこに居るよ｣

ん？？

英智はそう言ってどこかを指さす
その方向を見てみると

うそだろ。全然気づかなかった。完全に気配消してるってか他の人が騒がしくて気づかなんだ

そこには可愛らしい服を着た女の子の人形を持ったピンクの髪の人が

確かValkyrieのリーダーの名前は

『えっと…斎宮、宗さん、ですか？』

まぁこれで違うって言われてもどうすることもできないんだけど

｢…｣

なるほど無視ですか

もう1度声をかけようとすると

｢こんにちは。あなたの言う通りこの子は斎宮宗よ。あなたは？｣

…え？
え、今喋ったの人形だよね？
あ、パペット的な？とりあえず合わせといた方がいい、よね

『こんにちは。
私は斬島Aです、プロデュース科に移動してきました。よろしくお願いします。
と斎宮さんにもお伝えください。』

私は人形と同じ目線に合わせてそう伝える

｢まぁ！礼儀正しい女の子ね。
よろしくね、Aちゃん｣

この人形は斎宮さんが動かしてる
ってことは斎宮さんもいい人なのかな？
なるほどよくわからん。

ほんとに個性豊かなクラスだね。
ってそんなことはおいといて

『ありがとうございます、こちらこそ
えっと…よかったら名前、教えてください』

そう微笑むと

今度は意外なことに

｢この子はマドモアゼルだ｣

『へ？』

なんと斎宮さんが喋った。
まって、びっくりしすぎて変な声でた

『マドモアゼルさんか…
じゃあマドさんってよびますね！！』

｢ふふっ、嬉しいわ｣

あ、マドさんに戻っちゃった
まぁいい。本題に入るか。

『あの、それで、斎宮さんとお話することってできますかね？』

一か八かマドさんに聞いてみる

するとマドさん

｢ごめんね、宗くんシャイなの
私でよかったら伝えるけど｣

…だよね
一瞬でも話してくれたしいいとするか