梵天幹部の雑用係への溺愛がすぎる3【梵天】

９８：２人でお泊まり（２） ページ4

『夜ご飯までまだ時間あるよね？お風呂入るでしょ？



竜ちゃん、お風呂先に入って来ていいよ？』




竜「怜奈、一緒に入る？」




『竜ちゃん…』




少し驚いた様子で怜奈が竜胆を見上げる。




あまりにも真っ直ぐに見つめられ、言った本人である竜胆も目をそらせなくなる。








少しの間の後








怜奈がプッと笑う



『蘭ちゃんみたい』



竜「怜奈〜、笑うとこじゃないんだけど」



『だって〜、蘭ちゃんみたいなこと言うから。

ほら入っておいでよ』




怜奈に背中を押されて脱衣所に入ると、服を脱ぎながら竜胆がぼやく。




竜「マジなんだけどなぁ」








戻ってきた竜胆は、鍛えられた体にシワが寄る事がなく浴衣をピシッと着こなしており、色気が漂っていた。



普段は一緒にいる蘭の方が色気は目立つのだが、竜胆一人となると竜胆の色気に改めて気付かされる。




『竜ちゃん、浴衣似合うね。かっこいい。てか、なんか大人』




竜「そうか？」




満更でもない様子で聞き返す竜胆に怜奈が頷く。



『うん。めっちゃ似合ってる。じゃあ私も入ってくるね』









しばらくして髪を纏めて浴衣姿で怜奈が戻ってくる。



ほんのりと赤くなった頬や、髪を纏めているとこで見える頸が艶っぽく、美人を見慣れている竜胆でさえドキッとするほどで。



『おまたせ〜。露天風呂、気持ちよかった』



竜「浴衣、似合ってんな。初めて見たかも」



『そう言われるとそうかも。浴衣なんて久しぶりだもん』



梵天メンバーの中で浴衣姿を見たのが自分が一番だとわかると、思わずニヤけてしまう竜胆。



『一緒に写真撮って、兄貴に送ってやろうぜ』

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