11 付き合う？ ページ12
岩泉side
一通り昼前の出来事を話し終える頃には皆食べ終わり、くつろいでいた。
松「マネになってその質問何回目？こないだもされてたよな」
零「途中で数えんの止めた」
零がうんざりした表情を浮かべる。
花「てか、俺もそれ聞かれたことある」
零「え、マッキー、徹と付き合ってんの？」
美「うそ、もう浮気？」
零「女と浮気されるならまだしも、相手が男なんて。ヤバイよ、美結」
美「え〜…もしかして私が浮気相手とか？」
花「ちげーよ、零と及川が付き合ってのかって聞かれたんだよ」
零と美結のボケに花巻が笑いながらつっこむ。
松「俺も聞かれたことあるわ。もういっそのこと、付き合ってますって言ったら、聞かれなくなるんじゃねぇの？」
軽く首を傾げる
及「まっつん！それ、ナイスアイデア！！」
零「全然ナイスじゃないし！！」
目を輝かせる及川に、零が鋭く突っ込む。
岩「それか、零が彼氏作るか、だな」
零「それもナイスじゃない〜。だいたい、彼氏なんてそんなに簡単にできるわけないじゃん」
いや、お前ならその気になればできるだろ。
その場にいる零以外全員が心の中で呟いた。
美「じゃあさ、誰かに彼氏のフリしてもらうとかは？」
花「あ〜、ソレ、いいかも」
他人事なので楽しそうに頷く。
及「よくない、よくない！全然よくないよ！！」
岩「うっせぇな」
美「岩ちゃん、同じクラスなんだし、フリしてあげたら？」
及「ダーメダメダメ、絶対ダメ！！」
美「じゃあまっつんは？」
及「ダメダメダメ！！それもダメ！及川さん以外のやつは認めませんっ！」
美「え〜、じゃあ…」
美結、確実に及川で遊んでんな。
及川は全部片っ端から却下してっけどな。
零は何か考えてる。
零「あ、ちょうどいい相手思いついた！」
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作者名：朔夜 | 作成日時：2017年3月9日 23時
