慧と客人 ページ5
side Kei
大貴と出会ってからもう数週間。今では料理だけじゃなく、掃除や洗濯のやり方も覚えた。
せっかく家に置いてもらってるんだから、大貴がお勉強頑張ってる間に、家事ぐらいはしないとね♪
さぁて、今日はお魚でも焼いてみようかな〜。
ガチャり
あれ?今、玄関が開いた音がしたような…。
そのままどうするべきか考えていたら、僕のいたリビングに誰かが入ってきた。
ちなみに、僕はいつも夜はリビングのベットで毛布にくるまってボーッとしてる。人形は寝ないからね♪
そうこうしてるうちに、何者かはキッチンに入っていった。幸い、ソファーの背もたれ部分のおかげで僕の姿は見えてないみたいだった。
「あれ?食材増えてる。」
大貴じゃない何者かは、そう言いながら袋に入っていたものを色々冷蔵庫に入れ始めた。
この人、誰?もしかして、大貴が言ってた不審者?泥棒?それとも、ストーカー!?
どうしたらいいんだろう?
もしも、あの不審者?を捕まえることが出来たら…。大貴に褒めてもらえる!
よし、捕まえよう!
僕は音を立てないようにしながら、キッチンへ向かった。そして、キッチン前で不審者を確認しようとキッチンを覗き込む。けど、誰もいなかった。
「あれ?誰もいない。」
おかしいな…。と、思いながらキッチンに入る。気づかないうちに逃げた?なら、廊下を探さなきゃ。そう思ってると突然……
「不審者確保ー!」
という声と共に、後ろから頭を殴られてしまった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名:あやか | 作成日時:2018年11月24日 18時