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康一から逃げた少年 ジョルノ・ジョバァーナは、何処かへと旅立つ飛行機を見上げていた。
「そろそろかな」
何かを待っている様子。
そんな時、後ろにある公園からから何かを引きずる物音が聞こえ振り向くと、スコップを持った男がいた。
「ジョルノ・ジョバァーナ…かい？」
ジョルノは軽く会釈、男は「着いてこい」と顎で公園を指し、2人は中にあるベンチへと向かった。
「お前とは初めてだよな？ジョルノ、俺の事知ってるか？」
「"涙目のルカ"さん。何でも、喧嘩の時、ナイフを顔面に深々と突き立てられても戦うのをやめなかったとか。その後遺症のせいで傷が治った今でも、常に涙目だとか」
ベンチに座ったルカはハンカチを取り出し、溢れ出てくる涙を拭く。
「なっ、ここちょっと座んなよ」
ルカに促されるが、ジョルノはピクリとも動かない。
「いいから座れったら。見上げて喋んの疲れっからよ」
そんな理由に仕方なく隣に座る。
「お前、歳いくつ？」
「15です」
「15っ！へぇ〜っ、若いねぇ！なぁ、ジョルノ。良い友情関係ってのには、"3つのU"が必要なんだ。"3つのU"…」
彼は涙を拭き取りながら、それについて語り始める。
「1つ目は嘘をつかない、だ。2つ目は恨まない。そして、3つ目は相手を敬う。良いだろう、友情の3つのUだ」
「…何か用でしょうか？」
すると、ジョルノの顎がスコップの取っ手でグイッと上がった。
「話をしてんのはこの俺だ！誰が質問しても良いと言った、このボケがッ！」
ルカは取っ手を更にジョルノの顔に押し付ける。
「最近お前、空港でアルバイトしてるそうだな？ん？まだこの涙目のルカは、お前からの敬いの献上品を贈ってもらってないぜ。それじゃあよぉ、友情は続かないよな。ちょっと財布見せろよ」
立ち上がりジョルノから財布を取る。
「ルカさん。ショバ代なら既に払いました。金はないです」
「警備員にかぁ？ンなこたぁ、俺にぁ、関係ねぇんだよォ！」
財布を見てみると、意外な物が入っていた。顔は影で見えないが、獅子のような金の髪に引き締まった筋肉、首元に星のような痣が入った男の写真であった。
「なんだこりゃ、家族の写真か？金はどこだ、ほらぁ！金だよ、財布だせよ！」
「ルカさん…二度同じこと言わせないでくださいよ」
ジョルノも立ち上がり、彼に言う。
「払ってしまってないって言ってるんですよ。3度目は言わせないでくださいよ」
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ぱるめん(プロフ) - お久しぶりです。コメントありがとうございます！これからも応援をよろしくお願いします！ (2019年1月13日 22時) (
レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
ニックネーム(プロフ) - すごく面白くて続きが気になります！更新がんばってください！！ (2018年12月5日 16時) (レス) id: 8b8855a9c6 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - あ〜良いこと言う!! (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるめん(プロフ) - 確かに、助け合いは大切ですね。何かあれば、またお願いします。 (2018年12月2日 23時) (レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - コメ返に追い付けないww (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱるめん | 作成日時：2018年11月30日 20時
