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「いや、そんなはずはない。点火なんて出来るはずがない…」
ポルポは「24時間ライターの炎を守れ」とジョルノを試している。それ故に、再点火してしまえば、今までの行動の意味はなくなってしまう。
用務員の老人は点火ボタンを押す。すると、炎は勢い良く燃え上がった。
「すごい明るいんでビックリしたが…でも、何も問題はないようじゃがのォ〜。ところで、ライターなんて持って何をしとるのか？まさか、学校や寮でタバコを吸っとるわけじゃああるまいな」
ジョルノの耳には老人の言葉など入らなかった。
ジョルノは炎が1度消えてしまえば、もう二度と点火しないものだと思っていた。だが今、ライターに小さな火柱ができたのだ。
「おかしい」と。
こんな簡単な試験なら何かある筈だ。
疑念と不安がジョルノの思考を支配する。
いつの間にか、辺りは薄いオレンジ色に染まり、建物や木の影が伸びている。
ライターを見つめていた顔を上げると、目の前に奇妙な"何か"が歩いていた。
二足歩行で歩いているが、人間ではない。一目で見れば道化師のような派手な姿だ。そして、それは建物の柱へと向かい、姿を消した。
ジョルノはそれを見たことがある。そう、それとは…
「おまえ…再点火したな！」
「！？」
ジョルノの背後で声がした。老人が階段掃除をしているところなのだが…そこには、彼にそっくりのもう1人の老人が"何か"に顔を掴まれていた。
「チャンスをやろう…向かうべき"二つの道"を！」
「こ…！？こいつは！？」
ジョルノは理解したが、老人は何が起こっているのかすら理解できていなかった。それもそのはずだ。ジョルノだけに見えている"何か"の正体はスタンド…ポルポのスタンド "ブラック・サバス"！
そして、それが掴んでいるもう1人の老人は、彼の魂なのだ！
「ひとつは生きて"選ばれる者"への道。もうひとつは…さもなくば"死への道"！！」
ブラック・サバスの口は大きく開かれ、その奥から矢の姿が現れる。
「再点火したのだ！受けてもらうぞッ」
分からない恐怖に怯える老人。
そんな彼に矢じりが彼の頭を貫き通した！
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ぱるめん(プロフ) - お久しぶりです。コメントありがとうございます！これからも応援をよろしくお願いします！ (2019年1月13日 22時) (
レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
ニックネーム(プロフ) - すごく面白くて続きが気になります！更新がんばってください！！ (2018年12月5日 16時) (レス) id: 8b8855a9c6 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - あ〜良いこと言う!! (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるめん(プロフ) - 確かに、助け合いは大切ですね。何かあれば、またお願いします。 (2018年12月2日 23時) (レス) id: 5159b5f555 (このIDを非表示/違反報告)
十音 - コメ返に追い付けないww (2018年12月2日 23時) (レス) id: 75f3298f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱるめん | 作成日時：2018年11月30日 20時
