理不尽。(ybin) ページ32
「ひかるー」
「なーに？やぶー？」
「今回のベースも、むちゃカッコいいね」
「おーありがとありがと！
やぶも今回めっちゃさぁ、難しいとこなんか綺麗に出てたよね、あのサビんとこ伸ばすとこさぁ」
「マジで？あそこレコーディング大変だったよ」
「さすがだわー」
また、やぶひかイチャついてます。
楽屋で２人でくっついておしゃべりしてる。
褒め合いっこって仲良すぎでしょ……あ！
薮、光のほっぺたをつんってした！
薮の恋人おれなんだけど！！
「ちょっとやぶ！」
「なんだよ伊野尾、今光としゃべってんだぞー」
「そうだぞー伊野ちゃん！」
ちょこっとでもいいから離れてほしくて、声をかけたら。
そう言ってシャットアウトされました。
また２人でおしゃべり再開。
ひどい。
最近は忙しくて、あんまりゆっくりおしゃべりも出来てないのに……。
「いーのーちゃんっ！」
「ふぁ？あ、ちねん……」
「どうしたの？ちょっと元気ない？」
すごすごと２人から離れて、１人ソファで落ち込んでたら。
隣に知念が座って、声かけてくれた。
「んー……やぶぅがねぇ……」
「あー、ヒカとイチャついてるねぇ」
「……つらいよぉ」
「あららら」
膝を抱えて俯いたら、よしよし、って知念が頭を撫でてくれた。
優しいなぁ、知念ちゃんは……。
「いのちゃん」
「んー？」
「ちょっと顔あーげてっ♪」
「ふぁ？」
何か分かんないけど顔あげてみた。
すると。
ほっぺたにちゅ、ってされた。
「……えっ」
「ふふ、可愛いんだもんいのちゃん」
された左頬を手で触れる。
わ、わ、どうしよう。
顔あっつい！
真っ赤になっちゃってる絶対！
テンパってたら、いきなりぐいっと手首を引っ張られた。
力に逆らえずソファから立ち上がってしまう。
手首を掴んだのは薮だった。
その手を離さないまま、知念を睨んでる。
「おい知念」
「なに？宏太」
「伊野尾は俺のなんだけど」
「知ってるけど」
「何だ今の」
「だって僕いのちゃんのこと好きだもん」
「おい……！」
「もちろんメンバーとしてだよ。
今のちゅーは、ヒカとイチャついていのちゃん傷つけた宏太への嫌がらせ」
「ッ…………」
「収録まであと1時間ないくらいかな。
使い物にならなくしないでね」
「…………伊野尾、来い」
「えっ……ふぇぇ！？」
会話のスピードについてけなかった……。
最後に来い、と言われたことは分かって、そのまま薮に引っ張られて楽屋を出た。
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りりた(プロフ) - まみさん» こんにちは、りりたです。小説が完成しましたので移行先にてお読みいただけますと幸いです。宜しくお願い致します。 (2017年4月4日 17時) (
レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - ありがとうございます。嬉しいです。 (2017年4月4日 9時) (レス) id: 2d32cf5372 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - まみさん» かしこまりました。こちらのページが現在いっぱいになってしまいましたので、移行後に書かせて頂きたいと思います。少々お待ち下さい。 (2017年4月4日 0時) (レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
まみ - できれば家に帰ってから嫉妬するという感じがいいです。でもどんなやまいのも好きなので何でも大丈夫です。 (2017年4月3日 23時) (レス) id: 2d32cf5372 (このIDを非表示/違反報告)
りりた(プロフ) - まみさん» たくさんいらっしゃる素晴らしい占ツクの作者様の中から、お選び頂いて、こうしてリクエストして頂けることは光栄なことだと思います。リクエストの、事件をやまいので、というのは芸人さんを山ちゃんに置き換えてということですか？ (2017年4月3日 13時) (レス) id: 617a50f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりた
| 作成日時：2016年12月2日 4時
