優しい人皆が皆、耐えられると思わないでください【ハイキュー】【青葉城西高校】

優しい人34 ページ35

人を陥れるのが好きだなんて！そんなの、そんなの………


虚しすぎるじゃん！』



きっと、この子はもっと人に好かれるはずなのに。人を陥れるのが好きなだけで信頼出来る人が少ないなんて。

そんなの、見てるこっちが苦しいよ……。


花穏「何、言ってんのあんた」


『きっと、テメェはもっと皆と仲良くなれる！

それを人を陥れるのが好きだっていう感情に邪魔されてんだよ！


人を陥れる暇があったらもっと本当に信頼出来る人を作ったらいいんじゃねぇの？

お前は分からないから、人と本当の意味で仲良くなるのを避けてんだよ！


意味わかる？あんたは、ただの弱虫なの！自分が分からないことから逃げてる弱虫！


少しくらい、堂々とぶつかってこいよ！私が幾らでも受け止めるからさぁ！！』



花穏「っ……何よ、何よ何よ何よ！うるっさいわね！あんたにグチグチ言われるなんて腹が立つ！

偉そうにしてんじゃないわよ！！私は弱虫じゃない！！」


『なんだ、ちゃんと言えるじゃん』


花那「そうやって、最初から堂々と突っかかってくればよかったのよ」


姫花「私たちはぁいくらでも受けとめるからぁ」


花穏「な、何なのあんた達」


『私達？……私達はただの』


姫,花「『マネージャーですけど』」




花穏「……あぁーー！まじうざい！」


そう言って花穏ちゃんは何処かへ行ってしまった。

まさかあんな事を考えていたなんて。本当はあんな話し方なんて。全然気付けなかった。


これからどうしよう。何か凄く良くない雰囲気になっちゃったし。

それに、明日にはここから去らないといけないし。



『あ"ーーー！！』


及川「どうしたの！？」


『私明日、親が迎えに来るんです！最後にこんな雰囲気にして帰るなんて！

うわぁぁどうしよう！！』


及川「え、今なんて？」


『うわぁぁどうしよう？』


国見「違うその前」


『最後にこんな雰囲気にして帰るなんて？』


花巻「惜しい！」


『うーん……あ、明日、親が迎えに来るんです？』


及川「それだよ！！！そんな事及川さん聞いてないんだけど！？」


そう言われて、徹先輩に肩をガシッと掴まれる。


『先生とかには連絡入れたって、母が』


お願いだからそんなに揺らさないでください。舌噛みそうになる。

もう徹先輩言ってることぐちゃぐちゃ過ぎて何言ってるか分からないし。

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