2話 ページ3
ここは魔界の学び舎、バビルス。
ついさっき、入学式が終わったところだ。
魔界に連れてこられた入間と私。
食べられてしまうのだろうか？
そう思っていたが、予想外のことになった。
サリバンは私達に孫になって欲しいというのだ。
しつこくお願いされ、渋々契約書にサインをしてしまい、私と入間はサリバンの孫となった。
それからはなんやかんやで、サリバン…いや、おじいちゃんが理事長を務める学園バビルスに入学したのだった。
悪魔はそんなに怖くないものだと思った。
おじいちゃんは過保護でめっちゃ甘々だし、他の悪魔達も普通にしていれば人間と変わらない。
普通にしていれば、の話だが。
私は入学式が終わり、学園をブラブラしていた。
不思議と怖いという感情は湧かない。
いや、もう現状に慣れつつあるのかもしれない。
慣れてしまったら全て楽になる。
昔からそうだった。
それにしてもこの学校、広すぎる…。
道に迷ってしまいそうだ。
キョロキョロしながら廊下を曲がった時だった。
ドンッ！！！
誰かにぶつかってしまい、私は尻もちを着く。
A『いったた……』
「貴様……」
背筋が凍るほど、冷たく低い声が頭上から聞こえる。
恐る恐る見上げるとそれは、入学式で特に怖い顔をしていた悪魔教師だった。
A『……っ……す……すいま…せん……』
怖くて声が掠れる。
指一本もピクリとも動かせない。
怖すぎる……。
教師「入学当日から腑抜けおって…。フンっ…」
そして私を気遣うこともなく鼻で笑い、教師の制服をなびかせながら横を通り過ぎて行った。
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アルイ(プロフ) - 優ちゃさん» ありがとうございます(っω<`｡) 漫画持ってないのでアニメを見ながら停止して再生しての繰り返しで書くことになるので、時間が掛かってしまうのですが、頑張ります！ (2021年7月31日 18時) (
レス) id: 5747014bbe (このIDを非表示/違反報告)
優ちゃ(プロフ) - カルエゴ先生ほんとにすきなので続き楽しみにしてます！！ (2021年7月31日 0時) (レス) id: 9e14dcf55e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルイ | 作成日時：2021年7月22日 1時
