余命１年と告げられた戦闘狂の彼女【神威】

作戦会議 ページ5

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結局あれからなかなか眠れずに、ベットでゴロゴロして無駄に数時間を過ごした。その代わり痛みはすっかり落ち着いたけど…



「よしっと、そろそろ戻ろうかな」



ひょいとベッドから立ち上がる。部屋を出て歩いていると、阿伏ちゃんが自分の部屋からちょいちょいと手招きしていたので、部屋にお邪魔してみた。



「どしたの？」

阿伏兎「あぁ。医者を見つけた」

「はやっ！！」

阿伏兎「ちょ！大きな声だすなって！団長に今２人でこうして居るのが知れたら、色々めんどくさいだろ…」



両手を動かしワタワタとする様子に、肩を竦めて｢ごめん｣と苦笑いする。確かに2人で秘密話してるのが神威に知れたら、阿伏ちゃんの身が危ないね…



阿伏兎「それで、その医者がこっちに来るのは早くても明後日になる。真夜中に来てもらうから、その日は起きとけな」

「なんで真夜中？」

阿伏兎「団長が寝てる間に」

「あーあるほど！」



私のことなのに、色々考えてくれて頼りになるなぁとしみじみ思っていると、扉の方へ軽く背中を押された。



阿伏兎「話は以上だ。さ、早く出ろ」

「はーい」



言われた通りに部屋の扉を開けた。その瞬間、私と阿伏ちゃんの時は止まった。

何故かって？

…ドア開けた瞬間 目の前に、ものすごい殺気を放った神威が立っていたから。
　
　
　


　
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