辛い彼女 ページ15
□
「え…何で…そんなこと聞くの？」
目を隠していて良かった。
きっと今の私じゃ、
神威の目もまともに見れないや。
神威「別に、
本当なのかなって…」
「…本当だよ」
神威「ごめんごめん、
少し そう思っただけなんだ。
そんな落ち込まないでよ」
「お、落ち込んでなんか、ないよ！」
ああ…また私の嘘が積み重ねられていく
もうすぐしたら、もう取り返しがつかなくなる。
辛くて胸が痛い。
神威「A、食堂行こうよ。お腹空いた〜」
わざとなのか、
いつもより明るめな神威の声。
「うん、じゃあ先に行ってて。
私、目冷やして治してから行くね
もう少し時間があれば多分治ると思う」
神威「じゃあ先に行っとくね」
姿が見えなくなってから 溜め息が漏れた
神威を避けるような選択ばかりしてしまう。
ずっと最期まで、これが続くのか…
「っ〜〜！！」
阿伏兎「！ おい、大丈夫か！」
痛くなる胸を押さえて屈みこむと
阿伏ちゃんが隣に駆け寄って来てくれた。
阿伏兎「今部屋に運んでやるから」
「大丈夫、大丈夫だから」
阿伏兎「いいや、大丈夫じゃない。痛いんだろ？」
「痛く、ない…」
阿伏兎「A」
「痛くない！全然、痛くなんかない！
私は、病気なんかじゃない！！…………ぁ」
つい大きな声で叫んでしまって、
周りを見渡すと、
団員達がみんなこっちを見ていて
みんな「病気」というワードに目を見開いている。
阿伏兎「……お前等、今聞いたことは忘れろ。
団長には絶対言うんじゃねぇ」
□
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さな(プロフ) - 神那さん» ありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです^^* (2017年12月13日 2時) (
レス) id: e49a683dbf (このIDを非表示/違反報告)
神那 - 面白いし、最高です！ (2017年10月4日 0時) (レス) id: 6320c90aad (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 琉也さん» わけあって違うアカウントで返信させてもらいます。ありがとうございます！是非私も聞いてみます！！！ (2016年8月4日 15時) (レス) id: 80013a6d2e (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - リンさん» わけあって違うアカウントで返信させてもらいます。ありがとうございます！確かに私オレンジ聴いてそこから参考にした部分もありますww大正解ですね！ (2016年8月4日 15時) (レス) id: 80013a6d2e (このIDを非表示/違反報告)
琉也(プロフ) - 感浄ハレーションって曲とお話がすごく合ってて感動するから聞きながら読むの他の読者様にも広めていきたい… (2016年7月27日 17時) (レス) id: c927d4f166 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな x他2人 | 作成日時：2016年1月17日 18時
