ドSな美人、副会長《菅原孝支》

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視線を彷徨わせた彼は…バツが悪そうに私から視線を逸らす。
そんな彼は何か隠し事をしてるように感じてしまったのは多分私だけではないはず。


「…んッ…えっ」


私の目を見てない彼の白くて長い形の綺麗な首筋をﾂﾂｰとなぞる。
私が思った通り…すごく色っぽい声を出す彼は顔を真っ赤にさせて口をパクパクする。


「こっちみてくださいよ」

「…あ、うん。ごめ…ぁッ」

「…ふふっ、可愛らしい声ですね」


楽しくなり、彼の首筋や脇を指でなぞる。
本当に可愛い。


「薄々気づいてたけど、村田さんSだよね？」

「あら？私の事は名前で呼んでと言ったのに

ご自分は私の事苗字なんですね…？」


彼は「あっ」と声を出して、「A」と呼び直す。素直なんでしょうね。指摘されたことを治すのがくせなんでしょうね。


「Sなのですかね？…菅原さんの戸惑ったりさっき

みたいな可愛い声出してる姿は好きですけど…？」

「それを世で言うSと言うんだけど…」

「…で、何故、青葉城西と？」

「話を切り替えるんだ……えーと、影山って言う奴が

いるんだけど」


影山…バレー部…
ああ、黒髪の目つきの悪そうな男の子


「影山飛雄。1年生。ですね？」

「知ってるの？」

「全校生徒の顔と学年は頭に入ってます」

「え…」

「会長は私よりすごいですよ？」

「あ、うん。」

「ん？」


何か気に触ること言ったかな？
ちょっと顔色が暗くなる彼。
そして、むくっと頬を膨らませる。


「…それで？」

「え、あぁ。影山の事が知りたいって向こうの主将

が言ってて、まぁ、影山だけ警戒すればいいよな

って言う雰囲気で…影山をフルで練習試合出させる

なら…って」


「なるほど…だから、バツが悪そうにしてたの

ですね。菅原さんセッターですもんね？」

「よく知ってるね」

「会長が面白おかしく教えてくださいましたよ」

「…ふぅん。そうなんだ。」

「…影山飛雄って北川第一のセッターでしたよね？」

「そんなことも知ってるのか」

「少しだけですよ。弟が一時期バレーにハマってたのです」


まぁ、嘘ですけど。


「へえー。弟いるんだ」

「ええ。東京にいますけど」

「初知り」



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会話多めの意味わからんな

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