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イベント-9 ページ19

本番


「え?借り物競走?!ど、どういう事?」


係の先生「補欠出場だった件はこのためで、
体育委員は借り物競走強制」


体育委員の一年生「え?…本当に?」


先生「本当に」


西「…あれって今まで先生がしてきたって噂ですけど?」


先生「あれは今までの話しで今年は体育委員の君らがする」


「去年はなかったですよね?」


先生「そう、去年は演目があって毎年変えてる」


西「確かに去年は三年生が演目披露って形でしたね」


「そうなんだ…で、今年は借り物競走と?」


先生「そういう事、でも体育委員全員で9人だから二回戦!」


「なんか楽しそうに言いますね先生…」


西「あれだよ、多分先生が走らなくて済むから」
コソコソ


先生「ギクッ!」




体育祭は天気も良く清々しくスタートした。




借り物競走は昼食後の午後の部第一に当たる。



ちなみに



棒倒しは午前の部の中盤


騎馬戦は午前の部の最終


そしてリレーは午後の部の最終種目


で始まった




「次は棒倒しか…」




クラスのほとんどの男子は出場。


クラスメイト「よし!勝つぞー!」


後藤「うん!かとー!」


「頑張って来て」


後藤「うん!応援してて!」


「うん」


女子たち「キャーーー!王子様すぎ」




忘れていた彼らはイケメンと呼ばれる人だ



匠海「Aは参加しなくていいの?笑」


「かっこいいとは思うよ?でも今のはキャーーーとは…」


匠海「らしいな」


「なによ、らしいって!」


匠海「ごめんごめん笑」







思ったより早く決着はついて、私のクラスの圧勝。


匠海「いえーい!」


パシッ!


匠海「いて、」


「あーーーー!ごめん!大丈夫?!」


匠海「大丈夫…」

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作者名:塩辛 | 作成日時:2021年7月10日 2時

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