一話 ページ2
Aside
こんにちは、初めまして。伊弉冉Aと言います。二十四歳で渋谷の小さなアパートで一人暮らしをしています。
今日は私の担当の作家先生と打ち合わせの日で、出版社近くの喫茶店に来ているのですが……。
『先生が来ません…!』
私は思わず心の中で思っていた事を声に出しました。
そう、私の担当の作家先生が約束の時間を一時間過ぎているのに未だ来ないし現れないのです!
私は珈琲を何杯もおかわりしているので店員さんに何故か憐れみの視線を受けていました。
この喫茶店は先生も御用達の喫茶店なので此処の店長さんは先生は勿論、私の事もご存知なのです。
私は思わず深い溜息を吐いてしまいました。
〜♪
刹那、私の携帯に電話の着信音が鳴り響きました。慌てて携帯を手に取り、液晶画面を見てみると先生からの電話でした。
『先生!約束の時間一時間もオーバーしてますよ!今何処にいらっしゃるんですか?!寝坊したというのは無しでお願いしますよ!?』
私はワンブレスで言い切りました(ドヤァ
いえ、ドヤ顔をしている場合ではありませんね。
私の言葉を聞いているのかいないのか、先生は眠そうに欠伸をしていました。
??「すみません、寝坊しました。今から向かいますので十分待っていて下さい…」
『十分ですからね!それ以上経ったら私帰りますからね!』
私は思いの外イライラしていたようで勢い任せに電話を切ってしまいました。
いけませんね、先生は今お忙しい身ですのに。
私はそう思いながら深呼吸を何度かして眉間に皺が寄ってないか指で確かめたりして時間を潰しました。
332人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちご大福(プロフ) - すごく続きが気になります!頑張ってください! (2019年5月19日 21時) (レス) id: 4ef6c93c23 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 作品を作る前にまずルールをご理解下さい (2019年5月18日 15時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月18日 15時) (レス) id: 6ffb43edd5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:冰彗 | 作成日時:2019年5月18日 13時