5…後輩の歌唱力が高すぎる ページ6
______inカラオケ。
彰「〜〜〜〜っ!!!」
冬「〜っ、〜っ、〜〜〜!!!」
ん"ん"……歌うっま()
え?おかしくない?後輩の歌唱力がおかしいんだけど。さっすがビビバス。
いつか白石さんと小豆沢さんとも一緒に行きたいなぁ。2人とも芯の通った、かつ繊細で綺麗な声してるもん。
彰「っはぁ、はー……どうでした?」
『え……っと…やっぱ凄いね!!!』
冬「ありがとうございます。」
うん。上手すぎて語彙力が溶けたよ。
冬「司先輩、どうでしたか?」
司「うん!冬弥の歌が好きって気持ちが伝わってきて良かったと思うぞ!!!」
冬「…!!!ありがとうございます!」
一息ついて、飲み物飲んだり、頼んだポテト食べたり。
しばらく話していたら雑談が始まったので、ふと思ったことを口に出した。
『……僕は…ちゃんと生徒会長、できてるかい?』
神高男子「「「「え?」」」」
『…いや、周りからの評価って、わかんないじゃん?僕って生徒会長としてどう思われてんのかな〜…って思ってさ』
数秒の沈黙の後、天馬くんが口を開いた。
司「Aさんは…なんて言うか、生徒会長なんだけど、生徒会長らしくない……というか…」
司「ただ、貶しているんではないんですけど、」
と天馬くんが言って、それを止め神代くんが続けた。
類「司くんは多分、兄のような存在だと思っているんじゃないかな。ほら、Aさんは日頃から色んな生徒の相談も乗っているじゃないですか。」
……兄。
彰「あ、もちろん生徒会長だーって気持ちの方が強いですよ。ただ、俺が思ってた生徒会長ってのは、漫画で出てくるような奢り高ぶってる奴だったんで、いい意味でびっくりしましたね。」
冬「ええ。A先輩はどんな生徒であろうと、その人と同じ目線に立ってくれる。まさに理想の人……ですね。」
……そうか。よかった。
『ふふ、急な質問なのに答えてくれてありがとね。別に重い話じゃないんだよ。ふっと思っただけで。』
そう微笑むと、みんなに安心した顔をされた。
その後も何曲か歌い、家に帰る時間となった。
彰「今日はありがとうございました、先輩たち。」
『いや、楽しかったからいいんだよ。また呼んでくれないかい?』
彰「じゃあ、ぜひ。」
じゃ、さよなら、とみんな別々の方向へ帰っていく。
兄、か。
僕に漫画のキャラクターのような重い過去はない。
ただ、みんなが慕ってくれている、というその事実がとてつもなく嬉しかった。
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ニア(プロフ) - 持ってますよぉぉぉ☆類くんの結婚式も☆ (2021年10月12日 19時) (レス) id: 3619f2f740 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヅキ(プロフ) - ニアさん» うわ…いいな…私スマホ持ったのが結婚式イベよりあとなんで限定引けてないんですよね……あぁ、類(最推し)のあの美しい限定欲しかった…… (2021年10月12日 17時) (レス) id: 3cf9ad0fa4 (このIDを非表示/違反報告)
ニア(プロフ) - ヒヅキさん» 冬弥の限定、結婚式だけなら星4もってます() (2021年10月12日 16時) (レス) id: 3619f2f740 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヅキ(プロフ) - ニアさん» マジで杏ちゃん辛い……因みに私は冬弥だけ何故か星4愚か星3すら出てくれない冬弥に嫌われている民代表なので絶対に引きたいです。(大真面目) (2021年10月11日 21時) (レス) id: 3cf9ad0fa4 (このIDを非表示/違反報告)
ニア(プロフ) - ヒヅキさん» 終わった…でも!!!!次が!!!!!ビビバスの!!!!!!!!!!箱イベぇぇぇ!!!!!!冬弥の!!!!!星4!!!!! (2021年10月11日 20時) (レス) id: 3619f2f740 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨ノ華ヒヅキ | 作成日時:2021年8月16日 23時