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アズールが歩いて来て、Aと距離の近い男子生徒の間に、彼が生徒の視線から隠れるように割り込んだ。
「うちの従業員に用でしたら、店長である僕に話を通して下さい」
では取材の許可をと生徒はアズールに噛みついてまだ諦める気配はない。
「お断りします」
アズールは貼り付けた笑顔で答えた。
「話を通すように言いましたのはそちらですが」
「ですから、お断りします」
取り付く島もないアズールの営業スマイルに生徒は悔しそうにしながらも渋々口を閉じた。
「行きますよ」
アズールの声に彼は生徒に会釈をして着いていくのだった。
着いたのはアズールの部屋だった。彼もアズールに続いて部屋に上がりアズールの引いた椅子に座る。
「怪我の具合はどうですか」
てっきり、どうして避けていたのかと聞かれるものだと思っていた彼は驚いて顔を上げた。
アズールは笑ってこそいないが案外柔和な表情をしていた。
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音玖(プロフ) - 面影草さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるだけで大変嬉しく思います。楽しんでいただけたなら何よりです。 (2020年10月16日 22時) (レス) id: 47499ae404 (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - コメント失礼します。 とても好きです。言葉で表現できないのがもどかしいです。素敵な作品をありがとうございます。 (2020年10月14日 0時) (レス) id: ad0305c35a (このIDを非表示/違反報告)
音玖(プロフ) - 星猫さん» ポケモンは知ってますが、最近のはやってないのであまり分からないですね… (2020年9月15日 21時) (レス) id: 47499ae404 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - たくっちとポケモンは知ってます? (2020年9月14日 20時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音玖 | 作成日時:2020年9月11日 21時