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「なんでもありません」
どうかしましたかと控えめに訊ねてくるAにアズールはそう答えた。
モストロ・ラウンジの厨房に入ってくるや否や自身を見つめてくるものがあれば何だと聞きたくなるのも仕方が無いことだろう。
ほぼ確実に何かあるだろうに、なんでもないの一点張りでAは困ったように眉を下げてまた仕事を再開した。
貼られる注文リストに目を配りつつ、溜まりゆく皿を洗浄機に掛けその間に料理を用意し、洗浄が完了すれば乾燥機にかける。
なかなか器用に仕事を片付けているようだった。
アズールは在庫を確認しながらその姿を眺める。
彼は今年数日遅れで入学してきた生徒で、更に割り当てられた先がまさかのオンボロ寮であるとなれば些かの興味が湧いてくるのも当然である。
そもそも編入自体が珍しく、何故オンボロ寮なのか、もしや彼もまた監督生のように魔法が使えないのか、アズールが存知したいことは山程あった。
既にジェイドには彼の学校生活の身辺を探らせてはいるが、これと言った変わった情報は得られない。
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音玖(プロフ) - 面影草さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるだけで大変嬉しく思います。楽しんでいただけたなら何よりです。 (2020年10月16日 22時) (レス) id: 47499ae404 (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - コメント失礼します。 とても好きです。言葉で表現できないのがもどかしいです。素敵な作品をありがとうございます。 (2020年10月14日 0時) (レス) id: ad0305c35a (このIDを非表示/違反報告)
音玖(プロフ) - 星猫さん» ポケモンは知ってますが、最近のはやってないのであまり分からないですね… (2020年9月15日 21時) (レス) id: 47499ae404 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - たくっちとポケモンは知ってます? (2020年9月14日 20時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音玖 | 作成日時:2020年9月11日 21時