ひろし達との小学校生活 3

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「こんなところに隠れて何するの？」

ちょうど見えない曲がり角に隠れている私達。私とイグラム君は静かに待てるが、祐介君はそうはいかなかった。

「えっとですね。今私達は大事なことをしているんです。ごめんなさい。ちょっと今は静かにしてくれないかな？」

「分かった。」

いくらか少し声が小さくなったようだ。分かってくれたようでよかった。

「お姉ちゃんは何年生？」

「私は6年生です。祐介君のお姉ちゃんの友達ですよ。」

「そうだったの？」

そのあと祐介君は喋らず一緒に隠れていた。見た目で判断するのは良くないが、頭が良さそう。遺伝というやつなのだろうか。

「そういえばイグラム君、すぐに店長君は来るんでしょうか？1時間後とかもあり得そうですけど。」

「いや、大丈夫だ。計算でだがもうすぐ来るはず。」

すごいなぁやっぱりイグラム君は。そういえば私の周り頭いい人多いな……。羨ましい。

「おっ誰か来たぞ。」

イグラム君の言う通り人影が見えた。だが違和感はすぐに気づいた。影をよく見れば帽子の影がないし、何より背が高い。

「ふー。今日は色々あったなぁ……。」

現れたのは店長君ではなくひろし君のお父さんだった。

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