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暗くなってきて、
夜景見に行こって言われて、
すごく綺麗なところまで
連れてきてくれた。
「わ……キレー！！！！
なんでこんなとこ知ってんの！」
「職場の先輩に聞いて
教えてもらってん！
ほんまキレーやなぁ」
瞳にうつるキラキラに
胸がいっぱいになった。
幸せやなぁ。
「あっ、車の鍵かけるん忘れた！
かけてくるわ！」
「おっけ、気をつけてな、
すぐそこやけど(笑)」
「大丈夫やわ(笑)」
少しの間、1人で夜景を眺めていると、
「A」
望に呼ばれた。
振り返ると、
「……え」
望が花束を持ってる。
え？今日何の日？
なんか記念日やったっけ？
うち忘れてた？
こんがらがってると、
やっぱり望には分かるようで。
「んは(笑)
大丈夫やで、普通の日やで今日は」
「じゃ、なんで…？」
すると望は、こちらに近づいて
「A、一生のお願い。」
と、言ってきた。
その瞳は真剣で、いつもみたいに
「またぁ？」って茶化せんくて。
「なに？」
すると、花束を持ってる
反対のポケットから、
小さな箱を取り出して、
こう言った。
「俺と、結婚してください。」
箱の中身は指輪やった。
急な出来事で涙が止まらん。
花は真っ赤なガーベラ。
海外で、赤いガーベラの花言葉は、
愛情。
「ずっと一緒にいてください。」
もちろん私の返事は、
「よろしくお願いします…！」
Da-iCE/一生のお願い
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作者名：ひよこまめ | 作成日時：2021年1月14日 13時
