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それから、あっという間に
淳太の受験は終わって、
無事に合格したって
電話で聞けた。
今日すぐ新幹線で戻ってくるらしい。
その日の夜。
前みたいに、淳太の部屋で
帰ってくるのを待つ。
「…また、俺の部屋で待ってたん？(笑)
遅なってごめんな」
「じゅんたぁ！！！
おめでとう！！！！」
たまらず淳太に抱きつく。
「なんっでお前が泣いてんねん(笑)
ありがとう。
Aが応援しててくれたおかげや。」
「やって、合格して嬉しいし、
もう少しで離れ離れなん寂しい〜…」
「感情ごちゃごちゃやな(笑)」
淳太が帰ってきたら、
告白するって決めてた。
けど、号泣してしまって、
なかなか喋れん。
「A？」
「なにぃ？」
「俺な、受験終わったら
言おうって決めててん」
抱きしめられたまま、
淳太が喋り出す。
「俺、Aのこと、すき」
驚きすぎて、声も出ん。
「やから、東京の大学行くか迷ってた。
でも、Aに背中押してもらえたから。
遠距離になってまうけど、
俺と付き合ってほしい。」
嬉しい。嬉しい。
うちやって、ずっと好きやったんやで。
「…じゅんた」 「ん？」
「じゅんたぁ」 「なによ」
「じゅんた〜〜」 「なんやもう(笑)」
「返事、聞きたいんやけど？」
「うちも淳太のこと好き！！」
「…それは、"尊敬"の好き？」
あ、前のこと根に持ってんな(笑)
「淳太と同じ意味に決まってるやんか！
受験前やったから誤魔化したの！(笑)
でも、尊敬してるのは嘘やないで」
「んふふ」
そういうと、嬉しそうにはにかんで、
強く抱きしめられた。
サラサラな栗色の髪の毛が触れて
くすぐったい。
淳太、大好きやで。
Little Glee Monster / 好きだ。
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作者名：ひよこまめ | 作成日時：2021年1月14日 13時
