僕らのはんぶん。 (ページ37)

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ピピピッ

目覚ましの音に起こされる。

よしっ！起きれた！
照史くんは目覚ましが聞こえなかったのか、
まだすやすや寝てる。

ふふっ、可愛い。

起こさないようにベッドから降りると、
2匹も起きてたのか、私に寄ってくる。

「おはよう、2人とも」

いつも照史くんがしてくれてるけど、
今日は私が２匹にご飯をあげる。

朝ごはんも準備して、
家を出る時間の1時間前に
照史くんを起こす。

「照史く～ん、おはよう」

「ん…」

「ご飯できたよ」

ベッドのそばで、
軽くトントンと叩いて起こしていると、
急に引っ張られて、
気づけば照史くんの腕の中。

朝から心臓に悪い…！

「照史くーん…？」

「ん」

さっきから、ん、しか言ってないやん(笑)

もう少し寝かせてあげたいけど、
時間も迫ってるからなぁ。

照史くんの唇に軽くキスをする。

「照史くん、起きて～
遅刻すんで～」

「あれ、A？
おはよう…、今日早出なん？」

「おはよ！早出やないけど、
いつもより早く目覚めた！
照史くんのお見送りできる！」

キスしたら必ずと言っていいほど目を覚ます。

もしかして、私が王子様で
照史くんがお姫様？(笑)

「朝から可愛いこと言わんといて～～」

さらに抱きしめる力を強くする照史くん。

幸せだなあ。

そのままゴロゴロしていると、
時間なくなってきて、
バタバタと仕事に行った照史くん。

朝ごはんはしっかり完食してくれた。

今日も1日、楽しくお仕事できますように。