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02.もう、何も感じない ページ3

─ おそ松side ─


キ ー ン コ ー ン カ ー ン コ ー ン …


放課後を伝えるチャイムが鳴り響く

が、トト子ちゃんにとっては《ゲーム》が始まる合図だ


トト子「ちょっと、おそ松くん、《おもちゃ》が帰ろうとしてるんだけど」


声に怒りを混ぜて言われ、ドキリと恐怖で心臓が飛び跳ねた

俺は出来るだけいつもの俺を装い、そそくさと帰ろうとする《おもちゃ》の髪を思い切り引っ張る

《おもちゃ》は小さく悲鳴をあげて床に這い蹲った


おそ「お前 馬鹿?自分が《おもちゃ》になったこと忘れたの?」


そう冷たく言い放ち、立ち上がって逃げないように一回だけ蹴りを入れた

《おもちゃ》は顔を歪め嗚咽しながら、お腹を抑える


お前が逃げようとするからこうなるんだよ

《おもちゃ》らしくトト子ちゃんの機嫌とってくれない?

あんまり俺をヒヤヒヤさせんな


そう言いそうになったがぐっと押さえ込んだ


おそ「さてと、まずは何する?トト子ちゃん」


声を弾ませていってみれば、トト子ちゃんは無邪気に笑いながら歩み寄ってきた

本当に可愛くて怖いなぁ


トト子「まずはアレでしょ?逃げないようにしなきゃ」


やっぱそうだよな…


おそ「はいみんなー!抑えて抑えて〜!あ、トド松カメラよろしく」


楽しんでるように言うと、
弟たちも「いぇーい!」と楽しげに《おもちゃ》の腕や足を抑え、服をぬがせた


《おもちゃ》は必死に逃れようと暴れるが男5人に抑えられては無駄な抵抗だ


これで何人目だっけ?服をぬがせたのは

最初は色々大変だったけど、今では慣れてしまって下半身も反応しない

もう、何も感じない。

俺たちは楽しそうに、淡々と、この《ゲーム》に参加するだけ

正しいとか間違ってるとかどうでもいい


俺たちが安全なんだから別によくね?



2年6組の教室に叫び声と笑い声とカメラのシャッター音が鳴り響いた

03.また明日→←01.新しい《おもちゃ》



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作者名:Noah | 作成日時:2016年1月6日 18時

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