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レコーディングを終わらせて片付けをする。
想定よりも早く終わったみたいでまだ日は落ちきっていない。
弟達は何を食べに行くか猛烈な勢いで話し合いしてるけど、そんなに行きたいならもうヒョンたちにおごらせるのは禁止にして欲しい。
でも禁止にしたら僕もジニヒョンとユンギヒョンにご馳走してもらうことできなくなっちゃうのか。
………うーん、それはちょっと寂しい。
でも僕はおごりすぎてる気がする！
だって昨日も焼肉食べたのに！お昼すぎから僕の財布はすっごく軽かったんだよ！
僕と食べに行きたいっていう弟たちよ！今日は絶対割り勘だからね！
もう僕お金持ってないからね！
何度目かの決意はいつまでもつかな…,。
.
「ヒョン！ご馳走様でした！」
「んー、わかったわかった、ほら、バレないように外で待っときな？」
レジにカードを出してハッとする。
いやいやいや、数時間前の僕の決意は一体どこへ行ったんだろう。
多分これまでのどの決意よりすぐに崩れてしまった。
返されたカードを複雑な心境で受け取って、でもまあみんな嬉しそうだったからいっか…
って毎回そう思って毎回僕が奢っちゃうんだよね。
可愛い弟だからね、なんて言おうとも。
店の外で幸せそうに膨れたお腹をさすってる3人の弟達を見てほっこり。しつつ隣を通り過ぎようとするホビの腕を掴む。
「ホビもあの子達のヒョン、だよね？…ごちそうさまって言われちゃったよ僕らー！」
逃げようったってそうはいかないよ！
僕ほんとに今月やばいんだから！
「わかってるってばぁもう！」
どんだけ僕が懇願するような目だったのかわかんないけどホビは吹き出しつつ僕の頭をなでる。
「冗談だよA！俺たちヒョンだから一緒に払おう！」
2人でひきつる笑いを頑張って自然に見せつつ払った今日のジャージャー麺。
………いやいや、育ち盛りほんとに怖い。
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