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「ひょん!」
「え、ジミナ?どうしたの?」
雑誌のインタビューと撮影を終えて控え室に戻ると
待ち構えていたのか
すぐに飛びついてきたジミン。
ふふん、と得意げな表情に首を傾げる。なんかあったのかな?
こっちこっち、と僕の腕を引っ張るジミナは
言ったら怒るから言わないけど小さくて可愛い。
へへへ、と癒されながら我ながら気持ち悪い顔で笑ってるだろうなぁと思いつつ楽しそうなジミンに着いていく。
.
「うっわなにこれ」
「ちょっとヒョン韓国語でしゃべって」
あまりの衝撃にするっと出てきた日本語に
聞き取れなかったらしいジミンが頬を膨らませた。
そして僕の目の前にあるのは
「…等身大パネル?」
「정답!」
本当の等身大。だってジミンより5cm高い。
僕こんなふうに見えてるのかー
なんてぼんやり思う。
「ジミンだけずるいよ、ぼくもほしかったのに」
「だからじゃんけんしたじゃん!」
「じゃあ本物のヒョンもーらい!」
どこからかやってきたテヒョナは
ぽへーっとパネルを眺めていたかと思うと
にひひ、と嬉しそうに僕の手を掴んだ。
「え、テヒョナ?」
なーんか今日はひっぱられる日だなぁ
とかまたもやぼーっと思ってたら
ソファーで爆睡するジョングクの元へ到着。
「こらテヒョン、A困らせるなよ」
「わかってますよ!」
ナムジュンの言葉にうんうんうなずいてるけど
僕の手はなさないしわかってないよね
本当に可愛い弟だ。
小走りで僕らに着いてきたジミンと僕の隣のテヒョンが
わるーいかおでアイコンタクト。
ちらっと僕の方を見てくるけど、
あー、後のことは知らないからな、
とため息をつく。
「ナムジュニヒョン!もうそろそろジョングギだよね?」
「ん?うん、次じゃないか?」
……このマンネに怒られるような起こし方しなきゃいいけど。
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