攻略法【花巻貴大】

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実行委員の仕事はそこまで多くないって言ったら嘘になる


けど、花巻も一緒だからそこまで苦じゃない






まあ、私主将もやってるので部活の方でも大変です









部活は男装喫茶が伝統的な感じだとか色々言われて決定した








A｢じゃあ、私クラスの方見てくるから準備任せても大丈夫？何かあったら呼んでね｣





｢任せなって｣

｢キャプテンの衣装めっちゃカッコよく作ってもらいますね！！｣





A｢うん、大して心配いらないか…じゃあまた来るね｣









クラスに戻る





花巻｢あ、やって来た〜〜｣



A｢ごめんごめん、どうなった？｣







花巻が黒板を指さす






A｢あー…うん、頑張ろうか…な｣







クラスメイトを見ればみんな目を輝かせていた







A｢アンタら、仕組んだでしょ。｣





｢いやー？別にー？｣



誤魔化し下手か



｢裏方とか衣装も道具も全部うちらに任せて！！｣


｢Aには白雪姫という大役をやってもらうわけだし！！部活もあるでしょ！｣






A｢頼れるクラスメイトだこと。｣




｢文化祭でお姫様なAと王子様なAを見れるなんてっっ…尊い最高…ありがとう｣






何人かが輪になって悶えている







A｢ハイハイ、やめなって｣





花巻｢熱狂的ファン…羨ましい｣



A｢うるせえ｣







A｢てか、花巻アンタが王子様なわけ？できんの？私の方が絶対カッコイイ｣




花巻｢うるせぇ！！熱狂的ファンが無理矢理やらせたの！！｣








あーー、そゆことか





花巻が王子様か…できるかな





緊張しちゃう…







花巻｢あ！台本渡してなかったな、ほらよ｣





A｢え、多くないか｣




花巻｢放課後猛特訓だよこれ｣




A｢だから裏方全部やるって言ったのかぁぁ｣




花巻｢おう、俺も部活のやつあるからやらなくていいって言われた｣





A｢部活…あるしなぁ、朝と昼でもやるか…｣



花巻｢朝練は？｣



A｢早めに切り上げるか、もっと早く来るか、もはや出ないか。｣




花巻｢早く来るかぁ…｣







だと思った、バレーしたいし早く来るか…








｢ごめんね、大変なのに…｣




A｢いいよ、私だって思い出作りたいしみんなの力になりたかったからさ｣






｢Aちゃん王子様っ｣









さーて、頑張らなきゃだわ









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