何、あの人カッコよすぎない？【梟谷、音駒】

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木兎さんに会ってからどうも練習に集中しようがない





ソワソワしてしまうらしい








よっち｢A今日なんか絶好調じゃない？｣





A｢え？そう？｣








集中しきれてないはずなのに絶好調らしい






木兎さんパワーだろうか









よっち｢ま、そりゃ好きな人にあったらそうだよね｣






コソッと私に言ったよっち








A｢ばか！｣






よっち｢あらあら〜こんなに女の子なA初めて見た！｣









本当に、こんなに考えてるなんて






私、おかしいや…








〜〜〜









A｢よっちー帰ろう｣




よっち｢うん〜ちょっと待って｣





A｢じゃあ先出てるね、外の空気吸いたいから〜｣




よっち｢りょーかいよ｣









A｢じゃ、お疲れ様でした〜｣








部室を出て、深呼吸をする






たぶん、まだ…まだ木兎さんはこの学校にいると思う









ソワソワしちゃうなぁ








ぼーっと歩いてバレー部がいるはずの体育館まで来てしまった








孤爪｢あれ、A｣




A｢あ、研磨｣





孤爪｢どうしたの？｣




A｢いや、よっち待ちで…今片付け中？｣




孤爪｢うん、そう…｣









中を覗いて確認してみる







木兎さんはいなかった







孤爪｢A、後ろ…もう来てるよ｣





一瞬、後ろって言われた時木兎さんかなって





A｢あぁ、よっち帰ろっか｣




よっち｢うん！じゃ、孤爪くんまたね〜｣





孤爪｢ｺｸ、またね。気をつけて帰ってね｣






A｢研磨も、気をつけてねバイバイ｣









よっち｢探し人はいた？｣




首を横に振る





よっち｢そっか、まぁちょっとでも会えて良かったね｣



A｢うん｣








少し、少し会えるかなって期待してたのに落とされてガッカリ






少し落ち込んで校門に向かおうとすると









木兎｢お！Aー！｣





声のした方へ勢いよく顔を向ける







A｢木兎さん｣







木兎さんは赤葦くんとこっちに歩いてくる








木兎｢さっきはちょっとしか話せなかったから会えてよかった｣





そう言ってニカッと笑う顔が眩しい









A｢はい、良かったです｣





木兎｢今日のシュートほんとに良かったな！｣




A｢ありがとうございます｣






赤葦｢木兎さん、まだ片付け終わってませんから｣



木兎｢おう！じゃあな！A！｣









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