2人のヤクさんは幼馴染【ハイキュー】 (ページ30)

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月ページ30

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～合宿2日目～

『あり、月島くんもういらない？スイカ！』

月「…はい」

『ダメだよ食べて～！！！』

月「いや、いらないです」

『食べて？？？？？？』

月「……………小さいので、」

『うん！』ニコッ

月「……なんでそんなにニコニコしてるんですか」

『ん？』

月「中学No.1リベロだったって聞きました。…何かあったから辞めたんですよね。なのになんでそんなに…バレーに向き合えるんですか。…なんで、マネージャーになろうと思ったんですか」

『…私が辞めたのは、自分の実力が無かったからじゃない』

月「…？」

『実力はあった。だって人一倍努力してたもん、そんなこと分かってる。でも…仲間が怖くなった。信頼とか、期待とか…全部嫌になって、足が動かなくなった。その時点でバレーも怖くなっちゃったんだよね』

月「足って」

『あ、日常生活には支障はなかったんだけどね！…人前で走るのとか、試合とか、誰かの期待を背負った状態で何かをすることがダメになっちゃって。…でも、バレーは好きだったから、マネになった。少しでもバレーに関わりたかった。たとえ選手としてじゃなくても』

月「…僕には分かりません」

『んー…いつか気づくよ、私も仲間の大切さに最近気づいたし。月島くんがバレーを楽しいって思うようになるのも案外すぐかもよ？もしかしたら将来プロになってるかも！』

月「はぁ…」

夜「あっ！！おいA！烏野の1年に絡むな！！」

『絡むって言い方何！？相談乗ってただけです！！』

月「別に相談はしてないんですけど…」

『…あ、それと！！月島くん上手くなりたかったら鉄朗のとこ行きなよ、うちのブロッカー…結構やり手だよ？今の月島くんなら私でもスパイク決めれちゃうな～』ニヤッ

月「………」

夜「煽らない！！！！！」

『ゴメンなさいお母さん！！！！！！』

夜「誰が母さんだ！！」