Da-iCE with You* (ページ4)

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『コンビニ行こ』

少しでも楽しく過ごせるように
コンビニまでケーキを買いに外へ出る。

『さむっ…あ、手袋忘れた。』

いつも颯が手を繋いでくれるから、
ついつい忘れてしまった。

『雪…』

私に追い打ちをかけるかのように
静かに雪が降ってくる。

『早く買いに行こ』

早足でコンビニへ向かう。

店員「ありがとうございました」

ショートケーキを二つ買って
家までの道をゆっくり歩く。

『颯と見る雪が一番好きなのにな…』

家に帰るとヤケになって
ビールの蓋を２～３本開けた。

『…ん？』

気づくと日付が変わる五分前。

まだ颯は帰ってきてなかった。

家でクリスマスを終わらせるのもなにか違和感を感じて外へ出た。

雪はまだ止む気配がない。

雪を見るたびに颯の顔が浮かんできて
いつのまにか泣きかけていた。

『っ…颯のばかー！！！！！』

私は泣きながら、
真っ暗な空に向かって叫んだ。

？「誰がばかだって？」