姉という存在。2【WT】

大規模侵攻8 ページ10

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「回収に来たわエネドラ。派手にやられたようね」


「チッ遅せぇんだよ…ハッぐわっ……」


ミラの空間トリガーがエネドラの腕に刺さる。


「あら、ごめんなさいね。」


「なっ、て…てめえどういうつもりだ…」


「回収を命令されたのは黒トリガーだけなの、ハッキリ言ってあなたはもう、私たちの手には余るの。」


「なんだと…」


「気づいてる？あなたのその目の色。トリガー角(ホーン)が脳まで根を張っている証拠よ。あなたの命はもう長くない…それに何より"泥の王"(ボルボロス)を使って通常のトリガーに敗北するなんて…もっと相応しい使い手が引き継ぐわ、そうね…Aとかかしら。」


「ふざけるな！！"泥の王"(ボルボロス)は俺の！！Aになんて…！！ぐっ、」


そう、今回の侵攻の目的として、"金の雛鳥"と""泥の王"(ボルボロス)の回収があった。

そして、"泥の王"(ボルボロス)はAに使わせる気でいた。



「とても、悲しいわ。昔は聡明で優秀な子だったのに…さようならエネドラ」


ミラはそういい、窓へと帰る。



「ぐは…ハイ…レイン…」


そう言うとエネドラは倒れてしまう。



この光景を見ていたボーダー達は唖然とする。


ーーーーー


「今度は誰だ？宇佐見」


迅と戦っているヒュースは迅の言葉に耳を貸す


「ふっ、お前の仲間が殺しあっているらしいぞ？意外とゴタゴタしてるらしいな。人ごとじゃないんじゃないか？お前も」



「黙れ！！！(心理攻撃だ…こいつの言葉に耳を貸すな)…蝶の楯(ランビリス)」


迅を攻撃し、外へ出る。




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