姉という存在。2【WT】

大規模侵攻3 ページ5

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「ヒュース、ヴィザ2人とも頼む」


「はい」


「もう出番ですかね」



ハイレインの指示で動く2人。



『(確か、玉狛第一のところへ行くんだよね)』



「オレももう行くからな隊長さんよ」



「…構わない。」



「よしゃー行ってくるぜ」



やる気満々のエネドラは単独で降りる。



『(風間隊かな…頑張って風間さん)』



「じゃあ、オレももうすぐかな。兄さ…隊長？」


｢…ぁあもう行ってもいい。頼むぞ｣



「あいよ！」



ランバネインも単独で向かう。確か米屋達とだよね。



「…Aまだ待機だ。」



『わ、分かりました。』



私の出番はまだのようだ、どこで出すんだ？
ハイレインと一緒は嫌だな。そこには主人公がいるし…



「不安か…？」


『いえ、やるべき事をやるだけです』



ハイレインはAの考えに気付くことはない。



『(私に出来ることをするだけ…気付かれないように)』






ーーーーー





「…ミラ、ランバネインがやられた…回収してこい」


「はい、隊長」


『(ランバネインがやられた…)』


ランバネインがやられたということは、米屋達が頑張ったってことか…


「ランバネインがやられたか…A準備しておけ」


『…はい』



ランバネインがやられてから数分…エネドラがボーダー基地に侵入した。



「エネドラ…基地への侵入は命令していない。我々の目的はあくまで"雛鳥"の捕獲だ、余計なことはするな」


「へってめえのやり方はまどろっこしいんだよ。先に巣を潰しゃ雑魚兵も取り放題だー。理にかなってんだろ？｣


そこへ、ランバネインとミラが帰ってきた。


「敵の砦に単身、突入か。豪気だな」


「任務放棄、命令違反。強制的に引き戻しますか？」


「いや、いい。これで回収の言い訳も立つ。エネドラは好きにさせておけ。あとはヴィザとヒュースがうまくやるだろう。まだ出番ではないな、」


『まだ…』


「なんだ、うずうずしてるな！A」


『う、うん。戦いたくてうずうず…』



嘘をつくのは慣れた。




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