姉という存在。2【WT】

大規模侵攻12 ページ14

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「どこで、それを手に入れたのかしら」


ミラはコピーラービットを不思議に思いながら攻撃をする。


『…っ(助けられない…)』


「…ふっ」


ラービットに戸惑っていたミラだが、冷静にレプリカを攻撃した。


「言ったはずよ、悪あがきは好きじゃないの」


「…レプリカーーーー！！！」


『…』


「…A？どうしたのかしら、」


『ううん、なんでもない。ナイス攻撃…』



レプリカを助ける予定はなかったが、目の前にしてみれば誰だって助けたくなる。


「今のやつが操作していた訳じゃないのね…A？」


『う、…油断した』


レプリカの心配をしていたら、コピーラービットの攻撃を片腕に食らった。



「…珍しいわね。大丈夫かしら」


『うん、全然大丈夫』


そこへ、ハイレインと秀次が合流。


『…っ(秀次…)』


どうにも秀次を目の前にすると体が思うように動かない。


「隊長…」


「…攻撃を受けたかA」


『はい、すみません。』


その時…ヴィザ翁がやられたのを確認した。


「ヴィザ翁！？」


「…はっ」


『…っ(こっちにくる…遊真が)』


「"申し訳ありません。突破されました。黒トリガーの使い手がそちらへ向かっています。"」


「ヴィザが敗れた…信じられんっ！ミラ"金の雛鳥"はどうなった」


「申し訳ありません。玄界(ミデン)のラービットに気を取られました。動きは補足しています。」


「"金の雛鳥"の運びては片足が死んでいる。この邪魔者を先にやるぞ。Aは引き続き"金の雛鳥"を捕獲しろ」


「承知致しました」


『…はい。(秀次がやられちゃう…どうしよう)』


ハイレインの指示で、三雲の元へ向かう。
ハイレインが言う"邪魔者"とは秀次のことだろう。


しかし、ここで命令に背くと敵になりかねない。
命令に従うしかなかった…



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