姉という存在。2【WT】

大規模侵攻9 ページ11

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その頃、戦場では

出水が瓦礫を使いハイレインに攻撃をしていた。


「トリオン以外での攻撃か、目の付け所はよかったが俺を生き埋めにするには少々瓦礫が足りなかったな」


「あらら、もっとビルとかあるとこだったらな〜…なあんちゃって、」


「…っ？」


「よし、的がよく見える」


視界が広くなったことにより、奈良坂がハイレインを撃つ


「なに？これは狙撃？」


「へっ」


「爆撃で建物を破壊したのも、狙撃の射線を通すためか」



ボーダー基地屋上にはスナイパー組が狙っている。


「さーて！スタミナ勝負といこうか！通常弾(アステロイド)！！！」


「(さすがに、あそこまでは弾が届かないな…)ミラ、今どこに繋いでいる？」


「泥の王(ボルボロス)を回収してーーー手はず通り玄界(ミデン)の砦(とりで)の前で待機しています」


「その屋上に狙撃手がいる。ラービットで追い払ってくれ」


「了解いたしました」


ハイレインはミラに指示を出し、屋上にいるスナイパー組を邪魔する。



「目標確認、ラービットを拝借します」


…



『ん？…ラービットがミラのトリガーに吸い寄せられる。…あ、基地の屋上に行ったのかな』



ミラがラービットを屋上に連れていったため、レプリカがコピーしたラービットと1体1になってしまった。



『あー、(ここでこのラービットを倒すと、未来が変わっちゃうよね…身を潜めて、ラービットを尾行しよう)』



コピーラービットから１回引き、ラービットの様子を伺う。



『(あっちに行ったか…ミラの方かな)』



ラービットが動き出したので、尾行することに



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