桜のように可憐な君は。（参）【鬼滅の刃】【竈門炭治郎】

_良い奴_ ページ31

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「何で鬼…連れてんだ？｣









あぁそうだ。善逸と伊之助は知らないんだっけ。








「善逸……ｯ！分かってて庇ってくれたんだな。｣








その善逸の優しさに胸を打たれる炭治郎。伊之助は既に布団に潜り込んでしまっている。







「善逸は本当にいいやつだ。…ありがとう。｣





「本当にそうよ。善逸があそこで守ってくれなかったら大変なことになってたもの。｣





二人が善逸を誉めちぎり礼を言う。






「お前らっ！！そんなに褒めても仕方ねぇぞ！！うふふっ！じゃあAはおれとけ…｣





「ごめんね何回も言うけどそれは出来ない。｣





「…｣





調子に乗り、またAに求婚する善逸。
…何回目よこれ。





「俺は鼻が利くんだ。最初から分かってたよ。善逸が優しいのも、強いのも。｣






「そうよやっぱり、善逸はつよ…｣






「いや強くはねぇよふざけんなよ。お前が正一君を連れてくの邪魔したのは許してねぇぞ。｣






え"っ、そこまだ引きずってたの…？！
善逸の機嫌を損ねてしまい、二人であたふたしていたとき。









＿＿＿＿＿ｶﾀｶﾀｯ









部屋の隅から音が聞こえた。



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