twenty five. ページ27
2人きりになった瞬間、坂田が口を開いた。
なんのことか分からず、頭にはてなマークが浮かんだ。
なんて答えていいかわからず戸惑っていると、少しイラついた様子をみせながら、再び口を開いた。
坂｢だから、後夜祭一緒におるのって、浦田なん？｣
坂｢浦田じゃなくて、俺とおってよ。｣
視線を外し、子供が駄々をこねるように言う坂田。
顔を真っ赤に染めて、手の甲で口元を抑えている。
私だって負けないくらい顔が真っ赤だろう。
え、だって、聞き間違えじゃなかったら、今、私坂田に誘われた…？
『今、なんて…？』
坂｢せやから、俺と後夜祭おってって。｣
視線を落とすと、彼の手は震えていた。
『は、い。』
そう答えると、はりつめていた何かがきれたように、彼はふにゃあと笑った。
どこか幼く、優しいその笑顔に胸がとくんと鳴った。
彼が好きなのは私じゃない別の人かもしれない。
そもそも好きな人なんていないのかもしれない。
後夜祭だって気まぐれで誘っただけなのかもしれない。
それでもいい。
今はほんの少しだけ自惚れさせて。
目の前の坂田につられるように、私もふにゃあと笑った。
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翠(プロフ) - ゆっこさん» 最後までありがとうございます！青春良いですよね〜！部活メイン恋愛ありですね！が、頑張ってみます！ (2020年5月4日 8時) (
レス) id: 6199f933f2 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - Aliceさん» もちろん覚えてますよ〜！！すごく嬉しかったです！ ええ読み直しまでしてくださってるなんて、、ほんとに嬉しい限りです(><) 頑張りたいと思います！ (2020年5月4日 8時) (レス) id: 6199f933f2 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - 希さん» 匂わせ回収させていただきます！笑 (2020年5月4日 8時) (レス) id: 6199f933f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっこ(プロフ) - コメント失礼します、完結おめでとうございます！やっぱ青春っていいですね…。リクエストで、部活がメインで恋愛要素もちょくちょく入れてくるような小説がみてみたいです！こんなのネタになるかどうかわかりませんが、書いてもらえるとめっちゃうれしいです！ (2020年5月3日 23時) (レス) id: e1ca89b04e (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 翠さん» お、覚えていらっしゃるんですか!!?う、嬉しいです(´；ω；｀) リクエスト了解ありがとうございます！翠様の思うラブラブ感で大丈夫ですよ！もう既に今までのでキュンキュンしてもう一度読み返してる所なので← (2020年5月3日 23時) (レス) id: 9ab20d91b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠 | 作成日時：2020年4月26日 16時
