彼の反応日記26【ヒプマイ】

彼が夢主さんが溺愛する兄と入れ替わってしまったら 3 ページ32

波羅夷空却
｢！？｣
お兄ちゃんー！と引っ付いて来た夢主さんに固まる彼
と言うのも、いつも自分と居る時は、このように引っ付いて来ないので、初めて見る姿に驚愕しているんです
｢お前、何で兄ちゃんには引っ付けるんだよ｣
『えっ？だって昔からそうして来たし』
｢彼氏にはしねぇの？｣
『そりゃ空却くんだと緊張するもん！お兄ちゃんとは違うよ』
という本音が聞けて、思わずニヤけてしまいます

四十物十四
夢主さんに お兄ちゃん！と呼ばれ
｢お兄ちゃん か…えへへっ｣
(Aちゃん可愛いなぁ…)
何だか嬉しくなる可愛い彼。一人っ子だったので、下に弟妹が居るとこんな感じなのかな〜 と純粋に楽しみます
しかし、この状態だといつもみたいに、夢主さんに引っ付いたり、キスしたりができないと気付き
(早く自分に戻りたいっす…)
段々寂しくなってきます

天国獄
(くそ、不覚にも可愛いな…)
自分に甘えられている訳ではなくても、やっぱり夢主さんに甘えられるのは可愛いと思ってしまう彼
いくら引っ付かれても、今は兄の姿なので、普段のようにこの先に進めないのが歯痒いです。その後は
｢その、彼氏とは最近どうだ？｣
『変わらず仲良しだよ！凄い優しいし♪』
｢そ、そうか…！」
ちゃっかり自分の事を聞いて、照れていたりします

白膠木簓
夢主さんに引っ付かれる度に
｢どないしたんー？｣｢アカンめっちゃ可愛ぇ｣
とバリバリの関西弁が出てしまう為、『お兄ちゃん何か変』と怪しまれます
｢えっ、えー？全然変じゃないですけどもねー？｣
(普段の喋り方よう分からへん…)
『ほら、喋り方変だし怖い』
その後は夢主さんに避けられ、心の中で号泣します

躑躅森盧笙
(…な、何やこれ、拷問か？)
夢主さんに引っ付かれ、永遠と自分との惚気けを聞かされ続ける状況に、恥ずかしさで爆発寸前の彼
(でも、ちゃんと俺の事好きで居ってくれてるんやな)
と段々嬉しく感じ始めました
(にしてもめっちゃ近いな、お兄さんの事大好きやって聞いてたけど、ここまでと思わんかった)
夢主さんのブラコンぶりに苦笑しながら、暫く今の恥ずかしい状況が続きます

天谷奴零
(兄ちゃんの前だと、完全に小さい子供みてぇだな)
大人の余裕がある為、兄に引っ付く夢主さんが微笑ましく見えます
(こんなAちゃんも、俺の前ではあんな面見せるんだもんな…)
と頭の中は完全に夜です(笑)
(…何か兄ちゃんに対して罪悪感が湧いて来るな)
裏で夢主さんに悪い事をしているような、背徳感も楽しんじゃいます

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