彼の反応日記26【ヒプマイ】

彼女が全てを知っている転生者だったら 2 ページ15

飴村乱数
聞きたい事はたくさんありますが、グッと堪える彼
しかし1つだけ
｢…未来でも、僕は幸せかな？｣
と首を傾げながら聞かれます。そこで答えようとすると
｢あーーー、ちょっと待って？心の準備がまだだった！｣
項垂れながら、ぎゅっと抱き着いて来ました
(Aや皆と一緒に居る未来があるって信じたいけど…未来ではもう僕が居なかったらって思うと、怖い)

夢野幻太郎
｢わざわざ私に会いに来てくれたんですね。どれだけ私の事が好きなんです？｣
と笑いながら、夢主さんの両頬を引っ張る彼
『未来が気にならないの？』と聞くと
｢…まぁ、少し前の私なら、顔色を変えて聞いて居たでしょうね。でも今は気になりません。未来の私も、変わらず貴方達と騒がしく過ごしているに決まってますから｣
そう言って、優しく頭を撫でてくれます

有栖川帝統
｢あーー聞きたくねぇ！聞いちまったら、人生面白く無くなっちまう！｣
未来の事を話そうとした夢主さんの口を、慌てて両手で塞いでくる彼
｢そんなもん全然スリルが無くなっちまうじゃねぇか！…ん？待てよ。つー事は次の競馬でどの馬が当たるとかも分かるんだよな…やっぱそれだけ教えてくれねぇか？｣
彼はこんな時でも平常運転です

神宮寺寂雷
｢それはとても興味深いね。色々と話を聞いても良いかな？｣
思ってもみなかった興味深案件に、ウキウキしている可愛い彼
しかし、皆を助ける為に未来から来た事を聞き、すぐに事の重大さを察します
｢1人で心細かったんじゃないかい？…ごめんね、でも今からは私や皆もついてるから大丈夫だよ｣
と安心させるように、頭を優しく撫でてくれました

伊弉冉一二三
彼が辛い思いをする前に、実は何度も戻って、助けようとしていた夢主さん
でもまた駄目で、とうとう堪えきれず泣きながら全てを話すと
｢俺っちを助ける為に、ずっと1人で頑張ってくれてたの？…今でも十分、Aちゃんには幸せにして貰ってるよ？｣
包み込むように、優しく抱き締められます
｢だからもう戻らなくて大丈夫。これからは、このまま2人で未来まで生きてこ？｣

観音坂独歩
言われてみれば、今まで危害が及ぶ前に、夢主さんに助けて貰っていたと思い返す彼
｢…もしかして、俺を助ける為に戻って来てくれてるのか？｣
と聞かれ頷くと
｢俺が不甲斐ないばっかりに…本当にごめん｣
泣きそうな顔になって、そのまま強く抱き締めて来ます
｢これからは、俺がAの事絶対に守るから…ずっと守ってくれてありがとな｣

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