彼の反応日記19【ヒプマイ】

夢主さんが轢き逃げをされて重体になり、その犯人が何食わぬ顔で街を歩いていたら 3 ページ23

波羅夷空却
｢おい何だよ、さっきの威勢はどうした｣
ボロボロになって震えている犯人と、怒りの笑顔で胸倉を掴む彼
｢悪ぃな、こんだけやっても まだ怒り収まんねぇわ。もうちょい付き合えや｣
と言うと、犯人を思い切り壁に押し付けました
｢拙僧が償いの手助けをしてやってんだ、ありがたく思えよ！…はっ、こんな事なら警察行った方がマシだったかもなぁ？｣

四十物十四
｢Aちゃんは今も必死に戦ってる…なのに、自分は何もしてあげられないなんて、絶対に嫌ッス！｣
そう言うと、犯人に向かってマイクを起動する彼
｢貴方だけは許せない…手加減は無しッスよ！｣
その後、彼のリリックを受けた犯人は倒れ込みました
｢〜〜っ、うぅ、Aちゃん寂しいよ…早く声が聞きたいよ…！｣
すると張り詰めていた物が切れたのか、涙が止まらなくなっていました

天国獄
｢俺の女轢いといて、良い度胸だな。二度と陽の光浴びれなくしてやるよ｣
怒りが篭った顔で、犯人の頭を片手で掴みあげる彼
｢お前みてぇなクズは、一生狭くて暗い牢獄がお似合いなんだよ…まぁ、この話の続きは法廷でじっくりしようぜ｣
とドスの効いた低い声で犯人の耳元で囁き、そのまま地面へ突き飛ばしました
｢お前の負けが確定した裁判…楽しみだな？｣

白膠木簓
｢ごめんな兄ちゃん、聞きたい事あんねんけど…最近この辺で事故起こさんかった？｣
変装しているとは言え、相手が白膠木簓と分かり、固まっている犯人
｢その被害者の子な、俺の大事な子なんやわ…あれ、どないしたん？そんな震えて｣
開眼した彼の鋭い瞳に見つめられ、全てを理解し、震えている犯人を淡々と追い詰めて行きます

躑躅森盧笙
｢俺の前で人の道に外れた事はさせへんで！アホンダラ！｣
犯人を一瞬でノックアウトさせると、胸倉を掴み上げる彼。すると
｢人轢いといてよく平気な顔して歩けるな…それに、あの子は俺の命より大事な子なんや。無傷では帰されへんで ｣
そう言って、マイクを起動させました
｢その腐った性根叩き直したる！｣

天谷奴零
｢何でそんなに怯えてるんだ？まだ話し掛けただけだろ？｣
殺気立った彼に呼び止められ、既に青ざめている犯人
｢その様子だと、心当たりあるみたいだな…悪い事したら謝るって、餓鬼の頃に習わなかったか？｣
そう言うと、ぐいっと犯人と肩を組みます
｢相手が悪かったな、兄ちゃん。俺はAちゃんを傷付けられたら、もう誰にも止められねぇんだよ…｣

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