彼の反応日記15【ヒプマイ】

夢主さんが「人は大切な何かを守りたいと思った時に、本当に強くなれるものなんです…だから大切な人の為に、貴方達を殺します」と彼らに告げたら 2 ページ40

飴村乱数
「辞めた方がいいよAー、僕強いよ？」
悲しそうに笑って、夢主さんの両肩に手を置いて来た彼
「こんな悲しい事辞めようよA…たくさん見てきたおねーさん達の中で、僕が唯一大切にしたいって思えたのがAなんだよ…？」
そう言うと、涙目で夢主さんを強く抱き締めました
「それでも辞めないなら…僕も戦うよ。Aを守る為に…」

夢野幻太郎
「これは困りましたねぇ…1度決心すると貴方は折れない人ですから」
やれやれと言うようにため息をつくと、彼も同じようにマイクを起動させました
「大切な守りたいものが貴方だけにあると思ったら大間違いですよ…それくらい、私にもありますからね」
彼の見た事もないような鋭い視線に、思わず怖気付いてしまいます
(…それは貴方ですよ、A)

有栖川帝統
「もう辞めてくれよA！…俺はお前とは戦いたくなんかねぇんだよ…！」
涙声になって、夢主さんを止めようと必死になる彼
そこで夢主さんが悲しそうな表情で、武器を構えます
「！…そうか、俺の声はお前に届かないんだな」
悔しそうに俯いた後、彼もマイクを起動させました
「だったら力ずくでも止めてやるよ！お前に俺を殺させてたまるかよ…！」

神宮寺寂雷
「辞めなさいA…大切な人を守りたいからと言って、君が手を汚す必要は無いよ」
夢主さんの両手を掴み、低い声でそう言って来る彼
その顔はとても悲しげです。すると
「君の自分の手を汚してまで守りたい大切な人とは、誰なんだい…？」
珍しく不安そうに震えた声で聞かれました
「私は君を守る為なら、命を懸けて止めてみせるよ」

伊弉冉一二三
「Aちゃんからそんな言葉、聞きたくなかったな…」
悲しそうに笑いながら、くしゃっと自分の髪をかき上げる彼
「…分かったよ。Aちゃんが本気で俺を殺す気なら、俺は命懸けでAちゃんを止めて守ってみせるよ」
すると、自分の中で決心をしてマイクを起動させました
「俺は絶対にAちゃんの事傷付けないし、傷付けさせない…！お願いだから、いつものAちゃんに戻ってよ…」

観音坂独歩
「お、落ち着いてくれA！お前、何か勘違いしてるんじゃないか…！？」
自分に攻撃しようとして来る夢主さんを、慌てて宥める彼
「悪いが、俺はここで死ぬ訳には行かない…俺が今死んだら、Aの事を守れなくなる…！」
すると、珍しく強気にそう言い、そのままマイクを起動させました
「許してくれA…俺もAが大切なんだ」

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