２．お兄ちゃん ページ4
さて、まずはどこから手をつけるかだけど....
１番手がかりのありそうな机からだね！！！
机には沢山の参考書。
ペン。
そして中３の教科書。
....ん？中３？
え。もしかして、高校３年から中３になったの？
過去に戻ってる？
....でも、知らない部屋だから
考えられるのは....トリップとかいうやつ？
いやいやいや。まさかね
あはは
自分は高校生だと思って今まで生きてきたけど、実は中学生だったって、それだけだよきっと。
それもそれでどうかと思うけど。
でも、部屋まで違うとなるとその可能性も低い。
......分からない。
やはり念入りに探査する必要がある。
次は引き出しを開けてみる。
そこには日記らしきものが入っていた。
開く前に裏を見てみると
『花咲 A』と名前が書いてあった。
うむ。下の名前は同じだけど、苗字が違うのね
重要な手がかりとなる日記を見つけ、読もうとした時
ｺﾝｺﾝ
「A。起きてるか？」
誰かがノックをした。
うっわびびった！！！誰！？
てか、イケボ！！！
あ、そうじゃなくて何か言わなきゃ！
そう頭では思っていても、パニックで声が出ない。
「まだ寝てるのか？入るぞー？」
返事をしなかったから、寝ていると思われたようだ。
違う。起きてるから！起きてるからぁぁ！！
「ちょっ.....」
ｶﾞﾁｬ
やっとのおもいで出た言葉も虚しくかき消された。
「Aー？いくら日曜だからっていつまでも寝て......って起きてるじゃん」
そこに立つ人物は誰が見てもイケメンだと確信できるほどの顔の持ち主。
それは見とれるほどの。
「起きてるなら返事ぐらい....おい、大丈夫か？
固まってるけど.......？おーい。無視しないで。
お兄ちゃん悲しい......」
は、え、お、お兄ちゃん！？
こんなハイスペックな人が私のお兄ちゃん！？
は、ハードル高ぇよ......
私が何も話さないのが心配なのか私の頬をつんつんしてくる。
いくらお兄ちゃんとはいってもイケメンだから、心が浄化されてく気がする......
「.....はっ！！ごめん。ちょっと(意識)いってた」
「どこに！？ていうか、本当に心配した。大丈夫か？体調悪いわけではないよな.....？」
「あ、うん。大丈夫！心配してくれてありがとう
"お兄ちゃん"」
「....おにい....ちゃん...？」
.....あれ。呼び方間違えた？
笑顔で固まっているお兄ちゃん(仮)
動いて！？怖いもん！！
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紫亜(プロフ) - 夢女子さん» そうですよね！！それ聞いてなんか安心しましたww (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
夢女子 - ヒロアカの作品なんてめっちゃあるんですから個性被りなんてよくあることだとおもいますけどねぇ…? (2018年10月12日 8時) (レス) id: fa5f2782df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫亜 | 作成日時：2018年4月15日 22時
