第62話 ページ24
「賢治、市警の置き土産は?」
「お仕事です。走行中の車が謎の爆発」
「市警でも投げた問題か。敦、Aやってみるか?」
「......えぇ!?いいんですか!!!」
「.....はい!」
*
「走行中の車が突然あそこまで吹っ飛んだそうですよ」
そう言って指さす方向にあるのは、ビルに突き刺さった一台の車だった。
「(無理かも....)」
「(おもしろいっっ)」
「さて、我々の仕事は先ず、情報を集めるところからです」
*
手掛かりが見つかるのは時間がかかると思われたが、賢治くんの友好関係よすぎてすぐに見つかった。
「青年会?」
「都会風に云うと...えーと『ギャング』?彼らが爆弾を造った犯人なのでしょうか?
ご本人に聞きに行きましょう!」
「はーい!異論はなしです!」
「え!?Aちゃん、なんでそんな乗り気なの」
「正面突破だよ?楽しくない?わくわくしない?」
「しません。」
真顔で言われた。悲しい。
「犯人だとしても流石に認めないだろうし、危険なんじゃ」
「心をこめて聞けば答えてくれますよ、そういうものです」
「そ......そういうものなんだ!」
賢治くんの純粋な笑顔の対応で敦くんの疑う心が薄れた気がした。
私も危うく洗練されかけた。危ない危ない
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三斗(トリップ願望者) - 早く続きが読みたいです!更新頑張ってください! (2022年6月20日 1時) (レス) @page27 id: 9ad11557a3 (このIDを非表示/違反報告)
りせ(プロフ) - 更新頑張ってください!ずっと応援してます! (2019年12月17日 0時) (レス) id: b4038b08cc (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - リコさん» まじですか!?ありがとうございます!!頑張ります! (2018年4月25日 23時) (レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - ヤバい、面白すぎる!これからも更新頑張って下さい!応援しています( *・ω・)ノ (2018年4月25日 22時) (レス) id: 99beb34d9a (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - りすさん» 楽しんでいただけたみたいで良かったです.....!!ありますよね...画面に向かって笑ってると痛い子を見るような目で見てくること...笑 なるべく早く更新できるよう頑張ります! (2018年4月5日 7時) (レス) id: 5e2587481b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫亜 | 作成日時:2017年3月15日 22時