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D.Aサイド
大貴「A、朝だよ」
A「んん…おはよぉ」
大貴「おはよ!」
昨日の話し合いで決めたこと。
今まで通り接する。
最後まで笑顔で。
今まで以上にAと一緒にいる。
昨日社長に頼みAが経つ日まで仕事は最低限にしてもらった。
この2週間はAにも笑顔でいてほしい。
A「あれ、みんないる…」
雄也「おはよう」
A「おはよう…お仕事は?」
涼介「今日は夜に伊野ちゃんとひかがラジオだけだよ。」
A「じゃあ、今日も一緒?!」
目を輝かせて言うA。
侑李「うん、一緒だよ」
嬉しそうに笑うAの頭をなでた。
・・・
この二週間は本当に充実していた。
Aの行きたいところ全部行った。
海、キャンプ、映画、ショッピング…
そして事務所のみんなにもあいさつに。
翔「Aちゃんじゃん!」
智「ひさしぶり〜」
裕也「Aちゃーん♡」
裕「お、来たな。」
隆平「おかしあるでー!」
和也「Aちゃん、久しぶりだね」
健人「いらっしゃい、お姫様」
勝利「勉強頑張ってる?」
宏光「Aちゃん、元気だった?」
望「Aちゃんや〜!!!」
大毅「かわええなあ〜♡」
紫耀「わあ、Aちゃん!」
Jrの子たちのところにも行った。
みんないつも通りに接してくれた。
活動休止のニュースでAのこと知っているはずなのに
この事務所の人たちは本当に優しい。
2週間という期間はとても短くて。
Aとお別れの日は明日に迫っていた。
雄也「A、今日はどこ行く?」
A「ん〜…今日はおうちにいる」
今まではここに行きたい、これが食べたい、あれが欲しい、なんて言ってきたのに
侑李「いいの?」
A「A、おうちが好き」
おうち、か。
明日にはAの‘おうち’は違う。
ここではなくなるんだ
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