52話 ページ3
メ【さっき、帽子をかぶった女がいただろ】
ロ「あぁ」
メ【そいつがよく読むそうだ･･･】
ロ「あの女が?Aじゃねぇのか?」
メ【あぁ、嫌がらせを受けてからずっと
Aがあの女になりたがってたんだ
いつもあの男のそばにいるあの女に･･･
だから本人に好きな物を聞いたりして、
食べるものとかも同じにしていた
その雑誌もあの女の好きな物の一部だ】
ロ「･･･あの女がAの話してた奴か･･･」
メ【あぁ、あの女は
小さい頃からあの男と一緒にいたらしい】
ロ「っ･･･あんなと男の何がよかったんだ･･･
今更気づくクソ鈍感野郎の･･･!!」
怒りで拳を強くにぎりしめる
ロ「･･････少し寝る･･･何かあったら起こせ」
メ【分かった】
Aのベッドに入り眠りについた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＊＊＊医務室＊＊＊
医務室に戻りAの様子を見る
心做しか顔色が良くなったように見える
サ「･･･A」
コ「目、覚ますといいね」
サ「あぁ･･･」
それにしても･･･
サ「トラファルガーとどういう関係なんだ･･･」
コ「それ私も気になってたの!
サボくんがドラゴンさんのとこ行ってる時なんだけど、
トラファルガーさん、Aちゃんの顔を見るなり」
《ロ「すっかり変わっちまったな･･･」》
コ「って言って頭撫でたり頬に手を添えたりしてた･･･」
サ「まて、めっちゃ不安になってきた･･･」
まさか･･･元カレ･･･とか?
それとも二股!?
いや、Aに限ってそんな･･･
コ「ふ、二股って･･･そんな･･･」苦笑
サ「･･･」ﾁｰﾝ
コ「サボくぅぅぅん!!!!」
メ【何やってんだ、Aが起きていないというのに】呆＆怒
コ「あ、えっとメモリアくん?だっけ･･･?
Aちゃんとトラファルガーさんってどんな関係なの?」
メ【(そんなことで悩んでたのか･･･
だが、この男の様子を見たところ
教えない方が面白そうだな･･･)】ﾆﾔｯ
メ【さぁな、自分で考えるんだな】
ちょっと笑いがこもっている
白々しい演技
サ「お前、知ってるだろ」ﾑｶｯ
メ【ﾌﾝｯ知ってたところで教えるか教えないかは俺次第だ】
サ「このやろぉ･･･」
コ「はいはい、ほらサボくん仕事するよ」
サ「へーい･･･」
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作者名：ripple | 作成日時：2020年1月20日 19時
