【銀魂】第7師団のケンカップル No.2

Demander２ ページ48

.






『…うっ……あれ？ここ何処』





目がさめると白いベッドに横たわっていた。お腹が痛くて横に向けないが、薬品の匂いがするから医療室だと思う。

私は痛む傷口を抑えながらゆっくりと身体を起こすと左太腿に重さを感じた。





『…神威』


神威「ん……」





どうやら寝ているらしく、私に気づいていない。ふっと神威の顔を見ると目の下にくっきりと熊があり顔色もあまり良くない。看病してくれたんだなと思う。





『神威、神威。起きて』


神威「んぅ〜。…阿伏兎うる、さい」


『誰がおっさんだテメェ。アホ毛ブチ抜くぞ』


神威「ふわぁ〜。邪魔…する、な……って、A？！A！！」





阿伏兎やらなんやらと言われた後、神威が目を擦りながら私をジッと見た。その瞬間目をまん丸にさせて飛び起き、私に抱きついた。

内心びっくりしながらも、神威の背中に手を回して微笑んだ。




神威「一週間も目を覚まさなかったから死んだかと思ったよ。まぁ、俺的には死んでもよかったけどね」


『へー。じゃあ看病してくれたのは、目の下にくっきりとクマをつけた神威じゃなくて阿伏兎？じゃあ今から阿伏兎にお礼を言おうかな？(ニヤニヤ』


神威「っ！…嘘だよ、バーカ。心配しすぎて俺が死によったよ」





そっぽを向きながら言う神威の頰はとても赤かった。私は神威をからかっていると、いきなり神威がおい被さってきた。





神威「お仕置き☆」


『は、はぁ？！無理無理！！』


神威「ふふっ。口答えは禁止」





神威はそう言うと、キスをしてきた。







リクエストありがとうございました！




.

作者から→←Demander

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す