【最終章】-20 ページ38
＿＿＿＿＿＿＿＿コツンッ
痛っ……！はっ！いけない…！
僕は今、何をしようとしていた…？
Aさんの頭に自分のおでこがぶつかって、僕は我に返った。
「す、すみませんAさん…！違うんです、あのっ…僕、Aさんに見蕩れちゃって…っ…」
いくら付き合ったからって、いきなり僕はなんてことを……！
それに僕は、マスクをしているじゃないか……
Aさんに謝ると、彼女は大丈夫ですと言ってくれたけど、僕は嫌われてしまったんじゃないかと思って、しょげた。
それから、少し落ち着いて空を見上げてみると、満天の星空と満月が光り輝いていて、僕は思わず呟いた。
「月が綺麗ですね、Aさん。」
僕はなんの気もなしに呟いたのに、彼女からはとんでもない返事が返ってきたのだ。
「死んでもいいわ。」
……え"？
僕はバッと勢いよくAさんを見た。
し、死んでもいい…？いや、え？いきなりどうしてそんな事を…？僕が、死者が好きだから…？
ダメですAさん…！
このまま手すりを越えて下に落ちてしまうんじゃないかと心配になった僕は、彼女と繋いでいる手をギュッと握った。
「ダメです…！僕が死者の方が好きだからって、Aさんは死んじゃダメです…！僕は、Aさんと一緒に生きたいんです…！」
僕は、捨てられそうな子犬のような気持ちになって、空いている方の手で、彼女の片手をギュッと包み込んだ。
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あねも(プロフ) - イヴさん» イヴ様ありがとうございます^^* 涙腺崩壊...!! 学校へ行く前で良かったです！ (2020年7月27日 7時) (
レス) id: 8c1c97f69f (このIDを非表示/違反報告)
イヴ(プロフ) - 涙腺崩壊しましたよがちで...学校行く前に読み終えて良かった (2020年7月27日 7時) (レス) id: e486ddb9ac (このIDを非表示/違反報告)
あねも(プロフ) - まめ丸様、両ルート読んで下さりありがとうございます！！キュンキュンして頂けてとても嬉しいです〜〜っ！ありがとうございます(´∀`) (2019年9月21日 22時) (レス) id: 8c1c97f69f (このIDを非表示/違反報告)
あねも(プロフ) - さきちょよ様、またまたありがとうございます！ギュンギュンッときめいちゃって下さい！笑 (2019年9月21日 22時) (レス) id: 8c1c97f69f (このIDを非表示/違反報告)
*まめ丸*(プロフ) - 完結おめでとうございます!!占い師ルートも納棺師ルートもどちらも素敵で!!番外編もキュンキュンしちゃいました！もはやもう作者様のトリコになってしまいました!!また新作がでた時は秒で見に行きます!!大好きです(*´ω｀*) (2019年9月21日 22時) (レス) id: 7b0adad536 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あねも | 作成日時：2019年9月1日 16時
