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Aside
〜数日後〜
入部してから何日か経って、この部活にもマネの仕事にも慣れてきた。
でも、一つだけ問題が...
『花子ちゃん、私タオル片付けて来るから、このドリンクあの4人に持って行ってくれへん?』
花「えー、うちさっきの試合の分析しとるから無理ー。Aちゃん行って来てー」
はぁ....
『もー、しゃーないなぁー』
花子ちゃんがマネの仕事を私に押し付けるようになった。
私は喧嘩になりたないし、同じ部活の中でやっていく友達でもあるから、"仕方ない"毎回そう言うて、花子ちゃんの分の仕事をしとった。
タオルは後でも片付けられる。
せやから私が、ドリンクをさっきの4人にもって行こうとしたとき、ちょうど着替えを終えた侑先輩と治くんが体育館に戻ってきた。
花「あっ、Aちゃん!このドリンクもらっていくで!」
『あ、ちょっと!』
そう言うて花子ちゃんは、私が運ぼうとしとったドリンクを2本手に取って、体育館に入ってきた2人に持って行った。
花「はい!ドリンクです!」
侑「おー!ありがとぉー!」
治「...おおきに」
私はまたかぁと思いつつも、ドリンクを補充して、もともと渡しに行く予定やった4人にドリンクを持って行った。
花子は何故か、侑先輩と治くんには自分からドリンクやタオルを持っていく。
そういえば最初、バレー部の試合見に来た時、花子ちゃんが侑先輩を応援しとった事を思い出した。
花子ちゃんは侑先輩が好きなんやろか..?
私も女子やし、恋バナは好きやから友達の恋は応援したいタイプ。
私は花子ちゃんを応援してみることにした。
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作者名:みんと | 作成日時:2024年2月22日 23時