帰宅 ページ7
ヨコハマ某所に建てられた大きな黒い高層ビル。
そこはヨコハマ黒社会を取り仕切るポートマフィアの本拠地だ。
そこに、有栖の乗った車がビルの前に着いた。
有栖は車から降り、そのままエントランスから
エレベーターに乗って最上階に向う。
周りのビルがグングンと小さくなっていき、
最後は見えなくなった。
到着の合図がなってドアが開くと、銃を構えた
黒服二人が見えた。黒服達は有栖を見ると、
スっと銃を下ろし、軽いお辞儀をした。
その間を通り、
暗い廊下の突き当たりにある大きな扉を
両端にいた別の黒服二人が開ける。
扉の先は陽の光が入る大きな一室。
そこは一部の人間しか入れない、｢首領執務室｣だ。
大きな窓の傍に男が立って外を眺めていた。
その男こそ、
有「首領、只今帰りました」
鴎「嗚呼、お帰り」
ポートマフィア首領にして有栖の父、森 鴎外。
鴎外は有栖に｢ニコッ｣と微笑み、
傍にあった椅子に腰掛けた。
鴎「進路について話があるのだろう？お座りよ。」
有「は……ぁ…うん。」
いつの間にか用意された椅子に座り、
有栖は口を開いた。
有「進路…雄英にちゃんと決めようと思って。
でもそしたら今より送り迎え大変になっちゃうし、
どうしたらいいかなって」
鴎外は優しい眼差しで有栖の話を聞き、
優しい声色で言った。
鴎「有栖ちゃんの好きなようにしたらいいさ。
私は送り迎えが立場上出来ないが、君には
中也君や紅葉君、頼れる部下がいるじゃないか。
頼れる所があるならそれにとことん頼りなさい。
有栖ちゃんが決めた事なら私は反論しないよ」
鴎外は愛おしそうに有栖の頭を撫でた。
有栖は嬉しそうに応えた。
有「うん、ありがとう。そうするよ」
有栖はそっと椅子から立ち上がり、
一旦自分の部屋に戻る事にした。
ちゃんと買ってきたケーキをおいて。
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庵 - ページ10………水の呼吸！壱の型ッ！ (2020年2月26日 20時) (
レス) id: 392bac1abb (このIDを非表示/違反報告)
モルカ(プロフ) - 狸弌@rihitoさん» すみません、上には書いていないのですが、名前変換できません。これを機に書く事にします。改めてすみませんでした。 (2018年10月7日 8時) (レス) id: 35de75094a (このIDを非表示/違反報告)
狸弌@rihito(プロフ) - すみません。名前変換がされないのですが… (2018年10月7日 7時) (レス) id: c5a83ba062 (このIDを非表示/違反報告)
モルカ(プロフ) - 星を見守る砂岩さん» こちらこそ、喜んでもらえて嬉しいです!ありがとうございます!! (2018年7月28日 16時) (レス) id: 35de75094a (このIDを非表示/違反報告)
星を見守る砂岩(プロフ) - 私も血界戦線好きです。見た時嬉しすぎて独り部屋で発狂しました。本当にありがとうございます。 (2018年7月28日 15時) (レス) id: fbc86b6b3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モルカ | 作成日時：2018年3月24日 21時
