何故うちがこんな目に…

25話　勝負3 ページ26

中在家長次を木の木陰まで運び終った後Aは次の相手…五年生の久々知兵助と尾浜勘衛門、竹谷勘八左衛門が飛びかかる。
それを軽々かわすA

「次は君達かな？」

兵助「三郎と雷蔵の仇！」
そう言う久々知兵助をかわし、

「だから…突っ込んで来るだけじゃあ駄目なんだよ。」
刀を鋭い速さで久々知の横腹へ叩いた。

尾浜と竹谷は二人同時に攻撃を加える。
軽くかわし尾浜の後ろに宙返りし、二人を囲むように走り回る。
一瞬のすきをついて首筋に一太刀入れ二人を気絶させる。

「ふー、(三人は少しきつかったな…後何人なんだろ？)」
そう思っていると…宝禄火矢が飛んで来た。

「(マジかよ？！)…ハッ！」
数個の宝禄火矢の導火線を一刀両断し、飛んで来た方を見ると誰も居ない。が、Aは周りの空気、視線を読むようにするため、目をつむり。集中する…



「そこだ！」
気配を読み一点に向かい走った。
一太刀入れに入るが立花仙蔵に止められてしまう。

仙蔵「私が此処に居ると良く分かったな。」

「気配を読めれば直ぐにわかったよ。」

そして、立花仙蔵を先ほどの場所にまで連れて行った。
又、金吾を呼ぶ。

「金吾君！今日は今からやる技で最後にするよ！





飛天御剣流 龍槌閃！」
そう言うと高く飛び上がり自由落下の勢いで肩に目掛けて叩いた。

しかし仙蔵は避けるタイミングが少し遅れ、肩に直撃した。
仙蔵「グッ！」
立花仙蔵は倒れてしまった。

「今日はここまでね！金吾君。ウチは早く終わらせてくるよ。」ﾋﾗﾋﾗ
ﾋﾗﾋﾗと手を振り。残りの上級生を見つけに走った。

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