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それからは、セブルスと一緒に授業に必要な教科書を購入し、お城に戻って来ると一緒にお昼ご飯を食べた。
もちろんその後は、アルバスが戻って来たので、私はセブルスに連れられて、校長室にへとやって来た。
「A、セブルスから事前に手紙で聞いて知っていたが……怖い思いをした様じゃのう。」
アルバスは僕を見た途端、優しく抱きしめてくれた。
あったかくて、ほっかほっかな人。
『でも、僕はちっとも怖くなかったのです。
セブルスが僕を守ってくれたから、僕はとっても感謝しているのですよ、にぱー⭐』
「そうかそうか……Aは本当にセブルスが大好きなのじゃな。」
『はいなのです！』
きっと私とアルバスだけなら、私達の会話は何とも微笑ましく和やかな空気を漂わせて居た事だろう。
有る一人を除いてならば。
「校長、奴の口車に乗せられては奴の思う壺ですぞ。
ここは問い詰めるべきです。」
凍て付く氷以上の冷えた目に睨まれて、私は小さくなる。
いつも本当に思うけ、何でセブルスには梨花ちゃま的かぁぃぃモードが通用しないのだろうか。
このかわいさなら、絶対にお持ち帰りされる筈なのに……
「待つのじゃセブルス、おおそうじゃった、そうじゃった。
セブルス、ちと頼まれてはくれんかのぅ……？」
そう言ってアルバスは両手を出してそこに息を吹きかける。
両手からは紙で出来た蝶が宙に舞い、セブルスの元にへと飛んで行った。
セブルスは何か言いたげな顔をしてその紙を手に取る。
「分かり……ました……」
それはもう嫌そうにして校長室から出て行った。
もちろん盛大に扉を思いっきり閉めて。
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作者名：壱 | 作成日時：2020年12月8日 17時
