The source of magic. (ページ12)

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私を見つめるアルバス・ダンブルドアとセブルス・スネイプは、目を見開き驚いていた。

無理もない、いつもの私とは違う雰囲気を纏っていたからだろう。

それは見ていて面白く、何とも滑稽に見えた。

『あんたちょっと煩い。
他人に対してあまり興味を示さない貴方が、私が怪我をしたかしないかで問い詰めるなんて、可笑しいじゃない。
何故そんなに気にするの？
私が知る貴方はね、私を嫌悪し常に疑い、私から距離を置いていたの。
今の貴方はどうやら違うみたいだから、困るのよね……』

彼の表情は見る見る歪み、私に詰まると襟首を掴み、私の顔の前に杖先を向けた。

「お前は誰だ……？」

「セブルス！」

ダンブルドアの掛け声に、セブルスは杖を握り締める力を込めて唱えた。

「レジリメンス！」

そう称えた刹那、体に強烈な痛みが走り、目の前のセブルスが真っ赤な血に染まった。

目の前の彼は目を見開き固まっていたが、何かを口にしていた。

そこで私の意識は途切れた。

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真っ暗な世界にキラキラと光り輝く欠片が浮かんでいる。

何も知らない者がそれを見れば、ここは幻想的で、見ていて心奪われる光景に酔いしれた事だろう。

なんとも神秘的で、綺麗な世界。

だが、この空間に見覚えがある私にとっては、そうは思わない。

『また私、死んだの？』

レジリメンスを利用して、私の記憶を知り何かしらのヒントを得ようとしたのに……

それは叶わずに終わったのかもしれない。

「やっと貴方に会えたわ。」

突然目の前で声がしたかと思えば、そこには古手梨花が居た。

『り、梨花ちゃまっ！！

本物っ！！？』

「ええ、本物よ。」

そこには本物の古手梨花が居た。

こうしてお互いに鏡の様に立って並ぶと、まるで瓜二つの双子を見ている様だった。

違うのは、髪の色くらいか。

梨花ちゃまは藤色で、私は黒色だ。