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第16話 ページ24

うらたside


「おっせぇ…」


遡ること数十分前

家でゲームをしていた俺にLI〇Eが届いた

相手はまふ

今からそらるさんの家に来いとか言ってやがる←

今から…坂田も行くんだっけ…


ピコンッ

「またまふかよ…」


迷っているとまたまふからLIN〇が届いた

適当に文を読んでいると、は?となるものが見つかってしまった←

茶番は置いといて、どうやらそらるさんの彼女もいるようだ

結構皆知っている

まぁ俺も知ってるし、ファンの1人でもある

けど実際に会ったことはない

なのにまふは会っている

これは行くしかない

そう思い、急いで坂田に電話をかける

あ、ちゃんとまふには行くっていれて置いた


プルルルルルル…プルルルルルル…

ツーッ…ツーッ…ツッ…


くっそアイツでねぇ

ため息をつきながら坂田に「30分後駅の噴水の所集合な」と入れて置いて準備を始める

アイツ…起きるかな

そんな心配を抱えながらもとりあえずゲームをセーブするため、テレビの前に戻ってくる←









45分後


遅い、案の定遅刻しやがった

そして冒頭に戻るわけだ

といっても、冒頭で俺「おっせぇ…」としか言ってないんだよな

スマホをいじりながら噴水の前で待っていると


「あ、おったぁ!」


と叫びながらこっちに向かってくる坂田の姿が

息が乱れてるなぁ

走ってきたんだなぁ

でも結構遅刻してるんだよなぁ

少々のイライラを隠さずに俺は


「遅せぇよ」


と声をかける

すると坂田は、顔の前で手を合わせ


「ほんまごめん!!」


と謝ってくる

とりあえず言い訳を聞くと、どうやら目覚まし時計が壊れたようだ

それならまぁ仕方ない


「うらたさん…!」パアアア


一気に顔を輝かせる坂田

なんてわかりやすいやつなんだ

子犬のような顔をしている坂田と目を合わせ


「なんて言うと思ったか坂田あああ!!」

「い"っ…す、すねを蹴るのは…反則や…」バタッ


勢いよく、といってもなるべく弱めにすねを蹴った

どうやら結構痛かったようだ

すねを抑えたまま蹲っている

…俺しーらね←

そんなことを思っているといきなりバッと坂田が立ち上がり


「よし、ほんなら行こか!」


と言った

立ち直りが早すぎる

俺は少し呆れながらも


「へいへい」


と一応返事をしてそらるさんの家に向かった

途中坂田がゲーセンに行きたいとか言い出した

そして着いたのが、まふからLIN〇がきて2時間後だったのは秘密だ

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作者名:闇猫少女 | 作成日時:2017年11月9日 0時

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